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ロマンチック街道沿いの沼田直売所。
小さな直売所だけど野菜や果物の品揃えがいい。
この子之神社は毎年10月に行われる湯立神楽で有名。
境内には湯立神楽用の立派な蔵もある。
掲示板に興味深い張り紙多し。
湯立神楽が行われる境内広場
神社の前の様子
御殿場の二岡神社を過ぎて沼田地区を通る市道、
駿東広域農道は別名ロマンチック街道と呼ばれている。
ロマンチック街道の適当なマップが見つからなかったので
御殿場GCからのお知らせ から借りて加筆。
この辺りはroute246など大きい道から少し奥に入ると里山の光景が素晴らしくのどかな道が続いている。
田舎の景色に興味がない人から見れば何にもない所なんだろうけど
ロマンチック街道と名がつくとちょっとイメージが変わるかもしれない。
ロマンチック街道沿いの沼田直売所。
なぜか私はのれんの写真しか撮ってなかったので
以下2枚はふじのくに美しく品格のある邑づくり(静岡県)から。
小さな直売所だけど野菜や果物の品揃えがいい。
この間買ったオクラは大きくて美味だった。
直売所の近くにある子之神社。
最初に行った時は駐車場がなくて困ったのだけど、
直売所から遊歩道があるので直売所に止めたままでよかったらしい。
この子之神社は毎年10月に行われる湯立神楽で有名。
湯立神楽とは大窯に湯を沸かしその湯を葉で振りかけるなどして
吉兆を占ったり無病息災や五穀豊穣を祈る神事。
形式の違いはあれ全国の神社で広く行われている。
神奈川だと藤沢の白旗神社が有名なのかな。あとは横浜方面に多い。
小田原では多分行われてないので私は一度も見たことはない。
ここ沼田の湯立神楽は湯立を獅子が行う珍しいもので、
御殿場と箱根だけで見られるタイプだとか。
獅子は子供の頃のトラウマでちょっと怖い。
今年令和4年3月、沼田地区と大坂地区そして箱根宮城野の湯立神楽が国の重要無形民俗文化財に指定されている。
境内には湯立神楽用の立派な蔵もある。
でもこれも案内板も表記はまだ昭和42年の県の指定文化財のままなので早く書き直すべきだ。
国の指定というのは物凄いことなのだから。
掲示板に興味深い張り紙多し。
祭神は大国主命だけ。シンプル。
創建は不明だけど江戸初期に再建の記録あり。
二岡神社との繋がりが深く、かつては二岡の神官が祭事に奉仕していたという。近いからね。
二岡神社は古くは二岡七所権現といい、一~七岡にそれぞれ社があったのだけど
その場所が今は全然わからない
と前に書いたと思うのだけど
ここがその内の一つ、なんてことはないかしら。
がっちりとした石垣。
階段登ったとこにある二の鳥居が小さい、低い。
狛犬もミニサイズ。どうしてだろう。可愛いけど。
社殿
湯立神楽が行われる境内広場
沼田地区には金太郎伝説もある。
「足柄山の金太郎~」という歌のせいもあり金太郎の生地は足柄山と一般的に思われてるけど、
実は他にも候補地はたくさんあるのだ。
沼田には姥子沢、金太郎橋、坂田本など金太郎にまつわる地名が多くあり、子之神社の社殿には金太郎の絵馬、
境内には金太郎の力石があるという。
境内を歩いた限りでは力石っぽいものはこの石くらいしか見当たらず。
神社にはよく力石が奉納されてたりするけど、これは金太郎の力石にしては物足りないかな。
南足柄市の「金太郎の遊び石」なんぞは人間が持てる大きさではない。
後ろの石碑の碑文はまったく読めない。
力石じゃなかったらなんだろうこれ?
「駿河志料」に
【子神】社地に龍宮石、辯天石と称する石あり。来由を知らず。
とある。
そう言われると、なんとなく亀っぽく見えてくる。龍宮伝説になってしまうね。
神社の前の様子
開けた田園風景が気持ちいい。
左側に湯立神楽の絵が描かれた貯水タンクが見える。
その隣にブルーベリー狩りができる農園がある。
ロマンチック街道はブルーベリー推し。