先週、
そうじゃ !
大磯の六所神社でお札をいただいてきました。
神棚の三体目の崇敬神社です。
昨年は川匂神社、一昨年は寒川…だったはず。
六所神社は相模国の総社です。
総社とはその土地の主だった神社を複数勧請した社のこと。
赴任してきた国司の巡礼の手間を省くために一箇所にまとめたものです。
便利ですね。日本の神さま。
もともとこの地には崇神天皇の頃から柳田大神が祀られていました。
崇神天皇とは第10代天皇、治世は紀元前、およそ2100年前になります。
古いです。
このくらいが古いと言うんです。
その古い歴史を持つ柳田大神に
寒川神社(一宮)
川匂神社(二宮)
比々多神社(三宮)
前鳥神社(四宮)
平塚八幡宮(一国一社)
の5社を合祀して総社六所神社。
総社は一つの国に一つで、数や神々は様々、総社が設けられていない国もあります。
伊豆国にはないですね。なぜだろう。
総社と聞くと昔から思い出してしまうのは
映画「悪魔の手毬唄」(1977年)
総社駅での石坂浩二と若山富三郎のラストシーンが有名です。
金田一が
「リカさん(犯人岸恵子)のこと愛してらしたんですね」
と聞くけど汽笛の音にかき消されて磯川刑事はハァ?
かわりにカメラが映す
そうじゃ !
観客をおちょくってないか?とも思うんですが
みなさんが名シーンと言うから名シーンなのでしょう。
映画の舞台は岡山県総社市。
市名の由来はもちろん総社があることからです。
でもロケ地はほとんど山梨県や静岡県で、
この「そうじゃ」駅も実際は大井川鉄道の家山駅で撮影されています。
映画に出てくるレトロな駅舎は健在。いつか訪れてみたい場所のひとつです。
市川崑監督の『悪魔の手毬唄』の印象的な駅でのラストシーンは、大井川鐵道の家山駅でロケされている。
— 中井かんいち (@ichikawakon) June 1, 2019
最近気が付いたのだが、このシーンに出てくる機関車C11 227(国鉄C11形蒸気機関車227号機)は、改装されて、「きかんしゃトーマス号」としても使われているのだ!
何だか不思議な気がする😅 pic.twitter.com/ZOOiLdi2KL
なんと
この機関車は今はトーマスになってた!
六所神社は池が広く清涼感があり、
祭神に櫛稲田姫がいることから明るく華やかな空気もあり、
言葉では説明し難いのですが、
女性としてホッと安らげる社だと常々感じております。