

城山公園。
地元の高齢者は森林公園と呼ぶ。(わたしも)
以前は鬱蒼とした暗い雰囲気で、日中でも一人で来ることは憚られた場所だったが
数年前から木々の伐採と整備が進み
「海と城の見える丘」として生まれ変わった。

こんなにスッキリ。

海と城の新展望。
初日の出もよく見える。

城山公園の周囲では小田原城の総構が良好に遺されており


なかでもこの東堀は有名。

こちらの西堀は長いこと藪に覆われた私有地だったのだけど、ある時から一気に整備が進み2017年に公開された。

公開された西堀の圧巻の迫力。
当時、綺麗になっていくのが面白くて何度も様子を見に来ていた。

いつの間にかこんな図が貼ってありまして

上の図目線で西堀から総構(本筋)に接する部分を見たところ。
2017年公開の時はここまで整備されてなくて、もちろんこの先には進めなかったのだけど

横に歩けるようになってる…
地主さんの了解を得てコツコツと整備してくださっていたのだ。素晴らしい。
ありがとうございます。

(大外郭の会が作成配布してる小田原城総構散策MAP に加筆)
おかげで以前はプツプツと途切れていた総構スポット(西堀、稲荷森、山の神堀切)が繋がって
そのまま堀跡を歩きながら見学できるようになっていた。スゴイ。幸せ。

このお茶畑も空堀を利用して作られている。
畑に入らないようにマナー良く歩こう。


こんなの置かれてた。

稲荷の森へ。


昔は堀の上から眺めるだけで一部しか歩けなかった美しい笹林。
全部歩きながら巨大な堀の様子が実感できる。楽し過ぎる。

稲荷の森を出ると視界が開けて

山の神堀切へと続く。

ここまで綺麗に草を刈るのは本当に大変なこと。
大外郭の会の皆様に大感謝です。

続けて歩けるのはここまで。
西堀から20分くらいの楽しい総構散策。

山の神堀切以東は道路を歩く。
この道は白秋童謡の散歩道でもある。

道路下のこの畑も総構の堀に作られている。
農家の方々が土地を守ってくれたからこうして今も堀の形が残されている。

白秋の道から見た谷津の風景。
遠くに天守閣が見える。