絵じゃないかおじさん

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(傘;傘;)←かさかさ、しわしわ、よれよれまーくです。

絵じゃないかいおじさん「S高校生ダイアリィ」026

2018-09-20 07:19:59 | 仮想はてな物語 


copyright (c)ち ふ
絵じゃないかおじさんグループ



 m月d日

 今日から、しばらく下宿生活だ。
 折れた足が回復するまでは仕方がない。
 親父が、老夫婦2人の家の1間を借りてくれていた。
 学校まで歩いて5分とかからない。安普請の感じのする家だ。
 手もあまりいれてない。
 夜の9時になると、子守歌の童謡が流れてくる。
 それがひどくもの悲しい。淋しくて、淋しくて仕方ない。
 足は鈍く痛む。9時など、オレにとって、夜の入口のようなもので、
 あまり夜とは感じなかったのだが、一人になってみると、
 時間が、ゆっくりゆっくり流れていくような感じを受ける。
 そうなれば、何だか9時という時間は、夜の限界のような
 ものであり、もうこれ以上、起きていてはいけないというような
 錯覚を起こさせる。
 蒲団や枕は、オレが今まで使っていたものだから、
 心休まるが、やはり、これはオレの3畳の部屋にあって、
 初めて、落ち着くものなのだ。
 これは、やはり組合せの問題なのだ。
 場所が変わったせいもあって、寝付かれない。
 蒲団が、足に少しでも触れようものなら、
 飛び上がる程、痛い。



 初めてに 下宿すれば 指さして
  お前は一人だと 部屋がダメ押しする
                    ち ふ



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