まずインタビューし、常日頃から意識されている部分を
観察者(監督)は確認する。ただしインタビューはカッコいい言葉を
引き出すだけにはとどまらず、同じ人に何度も繰り返し行ない、
矛盾点を発見する。
次にベッタリと被写体に張り付いて、言葉でいうエエカッコとは異なる、
被写体自身も気付いていない無意識の言動を見つけだしていく。
などと口でいうのはたやすいが、
当社に依頼がくる企業ドキュメントでは、
カメラを防犯カメラのように一定の場所にすえて定点観察はできない。
なぜなら被写体はセールスマンであったり、会社という組織であったりと、
やたらと動き回るので、
こちら側がついて回り撮っていかねばならないからだ。
しかもカメラマン以下スタッフがゾロゾロついてくるのだから、
どうしても被写体は意識した行動をとる。
大切なのは無意識の中に潜む言動なのだ。 . . . 本文を読む