数十年前、ヘリを使った空撮は大作の証だった。
予算的に空撮ができる作品の監督こそが一流の証しでもあった。
1時間30万円の空撮費用は監督の時間給の
100倍以上だから若手の頃は台本に
「空撮」と書くこともはばかられた。
たとえば、台本にこっそり「空撮」と書いても、
プロデューサーが二本線で即抹消する。
鳥になりたいと誰でも一度は思うものだ。
飛行機の窓側席を指定席にしているビジネスマンも多い。
私も機内の雑誌裏に載っている飛行ルートの地図と、
窓から見える景色を見比べながら「あれが○○岳か」とか
「あれは○○川だな」と推察するのが楽しみのひとつになっている。
ドローンの登場により映像表現が飛躍的に拡がった。まさに鳥になれる。
しかもヘリ1時間分の30万円あれば上等なドローンが購入できる。
ゲーム世代なら誰でも簡単に飛ばせる。
ただし年々規制が厳しくなっている。
先日空港の3Km圏外の場所だったが、飛ばせるか申請を出したら
地図上ではOKなのに羽根がウンともスンとも回転しない。
メーカーがGPSを使えなくしているようだ。
結局そこでのドローンは断念せざるを得なかった。
ハプニングは一度あった。
畑で撮影中にトラクタに気づかず、衝突。
そのままトラクタのタイヤに踏まれ、
哀れドローンが土の中にめり込んでいくところが
一部始終収録されていた。
編集で何度も見るハメになり、涙しながら編集したものだ。
またハプニングに至らないまでも、
機体が黒なので見失うことがよくある。
そんなときは手元のタブレットに写るドローン映像から
大体の位置を推測して呼び返す。まるで迷子の子犬目線で、
タブレットの映像がクルクル回っている。
ここはどこ?私は誰?
いっそ白か黄色に塗った機体の方が機能的には良いのだが、
もともと軍事開発されたものなので
忍者の様に回りにまぎれる黒になる。
さらに若者向オシャレ感で黒とシルバー縁取りに
なっているのかもしれない。
私個人としては、最近作では10分を越える作品には
必ずドローン撮影を依頼している。
オープニングやエンディングさらにシーンがわりに
ドローンがあれば百人力だ。
多用は禁物だが、ドローンがあれば
10分間を越える作品に間違いなく花を添える。
▲兵庫県但馬にある棚田をドローンで撮影
いつも撮影部に依頼してドローンを持ってきてもらうが、
最近では自分で操縦してみたいと思うようになっている。
ドローンはまさに鳥の目線。鳥になってみたいと、
現在、社内で二人操作(一人が操縦、一人がカメラをする)の
ドローン購入を検討中。
たまには、あちらの世界も覗いてみたくなるのだ。
予算的に空撮ができる作品の監督こそが一流の証しでもあった。
1時間30万円の空撮費用は監督の時間給の
100倍以上だから若手の頃は台本に
「空撮」と書くこともはばかられた。
たとえば、台本にこっそり「空撮」と書いても、
プロデューサーが二本線で即抹消する。
鳥になりたいと誰でも一度は思うものだ。
飛行機の窓側席を指定席にしているビジネスマンも多い。
私も機内の雑誌裏に載っている飛行ルートの地図と、
窓から見える景色を見比べながら「あれが○○岳か」とか
「あれは○○川だな」と推察するのが楽しみのひとつになっている。
ドローンの登場により映像表現が飛躍的に拡がった。まさに鳥になれる。
しかもヘリ1時間分の30万円あれば上等なドローンが購入できる。
ゲーム世代なら誰でも簡単に飛ばせる。
ただし年々規制が厳しくなっている。
先日空港の3Km圏外の場所だったが、飛ばせるか申請を出したら
地図上ではOKなのに羽根がウンともスンとも回転しない。
メーカーがGPSを使えなくしているようだ。
結局そこでのドローンは断念せざるを得なかった。
ハプニングは一度あった。
畑で撮影中にトラクタに気づかず、衝突。
そのままトラクタのタイヤに踏まれ、
哀れドローンが土の中にめり込んでいくところが
一部始終収録されていた。
編集で何度も見るハメになり、涙しながら編集したものだ。
またハプニングに至らないまでも、
機体が黒なので見失うことがよくある。
そんなときは手元のタブレットに写るドローン映像から
大体の位置を推測して呼び返す。まるで迷子の子犬目線で、
タブレットの映像がクルクル回っている。
ここはどこ?私は誰?
いっそ白か黄色に塗った機体の方が機能的には良いのだが、
もともと軍事開発されたものなので
忍者の様に回りにまぎれる黒になる。
さらに若者向オシャレ感で黒とシルバー縁取りに
なっているのかもしれない。
私個人としては、最近作では10分を越える作品には
必ずドローン撮影を依頼している。
オープニングやエンディングさらにシーンがわりに
ドローンがあれば百人力だ。
多用は禁物だが、ドローンがあれば
10分間を越える作品に間違いなく花を添える。
▲兵庫県但馬にある棚田をドローンで撮影
いつも撮影部に依頼してドローンを持ってきてもらうが、
最近では自分で操縦してみたいと思うようになっている。
ドローンはまさに鳥の目線。鳥になってみたいと、
現在、社内で二人操作(一人が操縦、一人がカメラをする)の
ドローン購入を検討中。
たまには、あちらの世界も覗いてみたくなるのだ。
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