株式会社プランシードのブログ

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その441.監督の素質

2019-10-22 06:06:34 | 制作会社社長の憂い漫遊記
愛知県設楽でのロケを終え、その足で
約150Km移動して伊賀に来た。
往路と途中までは同じ復路。
新東名新城から伊勢湾岸道路を経て
国道25号線で伊賀に入った。
2時間半の行程だ。

▲名古屋港の3つの橋を夕日に向かって渡る

さて、タイトルは監督の素質としたが、助監督も同じ。
何故なら監督も助監督も同じ職種だからだ。
では監督、否、助監督に求められる素養とは?
好奇心でかつ旺盛でなければならないと私は思う。

例えば宿(ホテル)選び。
弊社ではロケ時のホテル選びは
助監督の役割になっている。
泊まれればよい、寝れればよい、
安ければよいと考える助監督はダメだ。
疲れはてたスタッフが疲れを癒す場所が宿だから。
最近は大部屋で雑魚寝はなくった。
助手にいたるまでホテルのシングルが与えられる。
しかしそれでヨシとしていては助監督ではない。
シングルといえども部屋の広さは様々。
さらにベッド幅も様々だ。
風呂は部屋のユニットバス以外に
大浴場はないのか?温泉か否か?
ホテルの朝食時間は6時がベストだが最悪6時半。
駐車場はあるのか?2トントラックは止められるのか?
現場からの移動距離は?
全員が泊まれるのか?分泊の場合は距離が近いか?
喫煙室はあるのか?
そしてプロデューサーに喜ばれる価格等々、
宿選びひとつでも様々課題がある。
トリバゴで選べるのは首都圏やリゾートだけ。
結局は自分の目とカンで選ばなければならない。
宿を安易に選ぶようではダメだ。
自らのプレーでチームにカツを入れるのが助監督だ。

大切なのは比較して最高の宿を選ぶのを
苦にするか、しないかだが、好奇心旺盛であれば
少々時間がかかってもスタッフのことを思い選べる。
「めんどくせー」と思っても、やるか、やらないかが問題だ。
やらない人は監督には向かない。
今のうちに道を変えた方がよい。
ということで今夜はセミダブルベッド、大浴場付き、
6時から朝風呂OK、6時半朝食、
ロケ現場まで8分のホテルを確保した。


ラクビーワールドカップで桜ジャパンが
ベスト8に進んだのでよく聞くようになったが
「One Team」こそがうちらの業界は言うにおよばす
どのような職種でも求められている。
たとえ宿選びひとつにしても侮ることなかれ、
「One Team」でチームがつながるように導くことが
助監督=監督には求められる。
監督は、チームの柱であり、ムードメーカーであり、
Oneそのものなのだ。
その自覚を持つための訓練の場が助監督だ。
だから助監督で終わってはならない。
必ず監督にならなければならないのだ。
しかし素質として好奇心旺盛でないのなら
今のうちにやめた方がよい。
レッドカーペットは
好奇心旺盛の監督のみが歩ける道なのだ。

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