MAYUMI ART (ソプラノ長谷川眞弓 のブログ )

「歌うは愛する業なり」・・「歌に生き、愛に生き」・・「SWEET SONGS FOR LIFE」・・「優しい歌」

日本橋高島屋美術画廊「個の原点」

2013年01月13日 12時58分54秒 | 演奏会スケジュール
第4回「個の原点」ギャラリーコンサート&パーティー 開催します

2013年2月9日(土)
午後5時から30分くらい

絵画とクラシック音楽のコラボレーション
そして、ワインをお楽しみ下さい  

・・曲目・・
グノーバッハのアヴェマリア
早春賦
虹の彼方へ
私の大好きなお父様
カッチーニのアヴェマリア
アメージング・グレイス

ギターソロ  数曲


ギター:篠原 正志さん


この展覧会に同級生の画家、東方達志さんが
企画、準備してくださいました。

学生時代、へらへら(今もかな・・)仲良く遊んでいた
仲間で、何十年を経てこんなお付き合いは
ほんとうに感謝です。


昨秋のことです。2012.10.13 名古屋宗次ホールランチタイムコンサート

2013年01月04日 02時32分05秒 | これまでのコンサート

10月13日、母は喜寿の誕生日を迎えて3日目、
母は当日会場には来ることはできず、前前日に暗譜の確認しながら病室で練習をきいてもらった。
手をたたいても音が鳴らない静かな母は、だまってうなずくだけでした。
本番が終わり、母のそばに簡易ベッドで泊まりました。
コンサートの打ち上げはお昼に美砂子さんと東急ホテルで中華、
夜は父と、土瓶蒸しなどの美味しいお店で、松茸の茶碗蒸しも美味しかったと
何にも口にできない母に話し、
「早くみんなで美味しいもの食べようね」といって励ました。

そして、22日23日、また名古屋に・・・
梨のジュースを綿に含ませて少し舐めて
歯茎につたうようなわずかな甘みを「甘くて美味しい」と言って・・
コンサートのプログラムや写真を見せたけど、自分の手でそれを持っていられないくらい
震えていて、衰弱を見るのがつらかった、けど母は微笑んで
私も笑って「また来るからね、すぐね、バイバイ」
ベッドを少し起こして、母が皇后様のように右手をきれいにふってさよならをした。

27日の夜また行くつもりでいたら、妹から朝8時ころ「今日明日が危ない」と電話。
午前中のレッスンを終え、午後のレッスンをキャンセルしてとりあえず行こうとしたら
父から電話で「今亡くなった、ちゃんと支度をして来なさい」
父の手を握り締めて力尽き、私も妹も間に合わなかった。

あのきれいなさよならが、ママの最後の挨拶でした。