【詩と音楽☆素晴らしい生徒に感動】
宝塚市文化財団の主催事業で小学校へ生演奏を届けます。
12月18日はピアノ轟木裕子さんと、宝塚市高司小学校へ。
このプログラムは、私が神戸のライオンズクラブの支援を得て、2008年頃から5年くらい関西の各地の小学校で実施していた
🎶「SFCC」song for children in Classroom 🎶
のプログラムを採用してもらっております。
いつも歌う曲の、詩の中に溢れる愛や思いやり、自然の美しさ、などを解説ではなく、自分たちの朗読参加によって深めてもらおうとする授業です。朗読文は私が作文しています。
ここ宝塚で、その授業が始まって4年経ちます。最近では毎年、この授業を希望してくださっている高司小学校さん。
音楽の石井先生、素晴らしい指導をしておられて、身が引き締まります。
SFCCでの対象学年設定は4年生、としていましたが、
高司小学校では6年生に贈っています。
少し大人なると、こうした朗読を照れたりカッコつけてふざけたり、を心配していましたので、4年生が素直で理解力も高くなってきて、丁度良いと思っていました。
しかし、ここの6年生はほんとに素晴らしく、先生が真剣に心を込めて指導されていることがよくわかりました。
まず、しっかり大きな声で自分の言葉にして朗読しています。
歌が始まると、しっかり私を見て何も聞き漏らさないように、と静かです。まっすぐ見ている視線が合うと
素直な大きな目が合って、気持ちが引き締まりました。歌い終わると、顔が緩みたくさんの拍手をくれました。嬉しいです。
「みなさんの朗読と、私たちの演奏で、素適なコンサートを作っていきましょう、よろしくお願いします。」と始まりました。
朗読は席順に一行づつ、ある時は全員で声を揃えて、工夫してくださってますね。
嬉しいです。
指導中の曲を、見て欲しいとのことで、「ふるさと」をクイックレッスン、をしました。
・どんな風に立つのか、どんな風にどこを開けるのか、上げるのか。
・リズムとレガート
・発音の大切さ
・なぜ歌うのか
・詩の持つ望郷の思い
本当はこれが一番お願いしたいことなのだと先生が言っておられ、前回、本当に歌い方が変わったそうです。
「ふるさと」はただ懐かしく思うだけではなく、大切な人を思う気持ち、自分へのエールが情熱となって歌い上げられていることを伝えました。
人は情熱がなければ何もできない、情熱のない仕事は意味がない、と、ちょっと過激なことも言ってしまいました。漫然と歌うことは意味がないからです。
そんな時、ふと、これまで歌ってきて、だからこそ、こんな素晴らしい生徒たちに会えて、貴重な時を経験させてもらえる、すごく幸せなこと、と感じて胸がいっぱいになりました。
ありがとうございました。
校長先生にもお会いして、音楽の石井先生と、教頭先生、財団の加藤さん、岡田さん、私たちでしばらくお話をしていました。来年も是非とのご要望で、こちらこそ是非!!と。
「子供達に良いものが伝えられるよう、ますます精進しなければと感じています。身の引き締まる素適な時を、ありがとうございました。」
あ、そうそう、
アンコールとして、私達から「今日も一つ」星野富弘 詩、なかにしあかね 曲、を贈りました。石井先生が泣いて、私の年代には響く歌ですねー、と。
給食のいーい匂いが美味しそー、我々はおうどん食べて、反省会して帰りました〜〜。