ぽんぽこノート

いつだって今がスタートライン。
行動しなくては何も始まらない。壁にぶつかったところから新しい道がひらける。

XperiaとXbox

2010-11-21 | 生活・色々

画像/SonyEricsson Xperia



■奇遇だ。XperiaとXboxを買ったらダブルXになってしまった。
これでマルコムXのDVDでも買ってたら3冠だったので惜しかったかもしれない。でもマルコムXは冠じゃなくて語尾だから2冠1尾になるのかとフト思った…。

ということで、最近欲しくなったマイクロソフトのゲーム機であるXboxを買ってみた。Xboxで発売されている「Halo」シリーズをどうしてもやりたかったのだ。まずそれだけの理由。しかしゲーム機購入は久々で、セガサターンやPS初期時代に少しやりこんでからは、家庭用ゲーム機には10年ほど触っていなかった。10年もブランクがあると、最新ゲーム機の進化には驚く。

箱を開けたらコントローラーとゲーム機をつなぐケーブルが入っていなかった。おかしいなと思いコントローラーを見ると電池式じゃないか。こ、これはワイヤレスだ!!
今の時代、ゲーム機も無線が普通らしい…。早速10年ブランクを味わったのち、本体の電源をつけようとしたがどこが電源なのかわからない。一番大きい銀色の部分を押そうとすると、触った瞬間にピコーンと反応。タッチ&ゴーなのか…。接触しただけでONになるとはすごい…。別に接触式なんて珍しくはないのだが、ゲーム機がこんなことになってることに感心した。

次にソフトを入れようとするがトレイの開閉ボタンがわからない。おかしいなぁとおもいつつ触っていると、またもやピコーンと。…クララが立った。いや、トレイが開いた。う~ん、いい感じ…。やっとトレイが開いたので、「DEVIL MAY CRY4」と「Halo3」をやってみた。言うまでもなく2つも面白い。

余談だが、トレイトレイと書いているとトイレを連想した。トイレはもちろんお手洗いのことだが、日本の地下鉄にある多機能トイレでの一件。自動アナウンスで「多機能トイレです」と流れているのを聞いたことがあるだろうか。私は最初に聞いたとき、なぜか「滝のおトイレです」と聞こえた。なんだかスーパー銭湯についでに設置してもおかしくなさそうなトイレだが、流すときに滝が流れるのか、それとも滝の中でするエキサイティングなトイレのか。

……ちなみに、中国ではXboxの改造版も売られていて、これを使うと海賊版ソフトでゲームができる。海賊版は10元以下で買えるのでべらぼうに安いが、Xboxをネットにつなぐとはじかれてネットでゲームができない。私はネット対戦なんかもやりたかったので、正規版を購入した。ソフトは日本語版もわりとどこでも買える。価格も日本とそれほど変わらないし中古もある。


画像/Microsoft Xbox


やはり10年のブランクは相当長かったようだ。当時、私が高校生の頃は、地域のイベントでゲームコーナーを主催し、地元のガキどもを熱くさせたのが懐かしい。いや、自分もガキだったのだけど。

企業とのタイアップを要請するため、当時は当然仕事の経験なんてものもなかったので、何もわからないなりに企画書の本などを読み勉強したのだが、最初はお粗末なものだった。当時、Appleが何かのゲーム機を発売していたのだが、それを貸してもらおうとFAXを送った。文面宛先は手書きで「Apple社へ」だ。受け取った人は、きっと何かの脅迫状だと思ったかもしれない。

結局、Appleからの協力は得られなかったのだが、セガとソニーコンピュータエンタテイメントの協力を得ることに成功した。セガはセガサターンを4台、ソニーはナント開発用の青いプレステを数台貸してくれたのだ。ソフトメーカーからの協力も得ることが出来、ソフトの無償貸与はもちろん、大型ポスターなどの販促グッズも色々もらえた。

そうこう頑張って準備をしているうちに、なにやらゲーム展示会のような様相になってきてしまい、実行委員会メンバーから「あなたはなぜこんなに大々的にやってるの?」と、宣伝しているのではないかと疑われるようになっていた。当然、私以外の実行委員はすべて大人だったので、大人がそう思うくらいなので、地域イベントのわりには私がいかに本格的にやっていたか察せないこともない。

しかし、イベント終了後、「あなたはどこかのゲーム会社の回し者だと思ったよ。でもお金にもならないのに、あんなことをやるなんてすごいね」と、嬉しいコメントをいただいたことを今でも覚えている。まあ高校生にしてはよく頑張った。

当時、私は親のワープロを使っていた。今思えば、ネットにもつなげないワープロなんて作家くらいしか使わないのではないかと思うのだが、それでも企画書などを書くときには重宝した。でも、パワーポイントの存在も知らなかったし、パソコンで企画書を作るなんて頭になかったので、どうにかワープロで作成していた。

そのとき、パワーポイントなどがなくても使いようだということを学んだことになる。というのも、ワープロでは画像やちょっとした挿絵的なものも、今のPCのようには気軽に差し込めなかったので工夫をした。まずレイアウトを決定した文章のみをすべて打ち、プリントアウトする。予め空けておいた箇所に色々な雑誌から切り抜いた自作(借りた)アイコンや画像を貼り、それをコピーすればできあがりだ。単純に切り貼りの要領。

これでも意外とうまくできるもので、まるでPCで作ったような綺麗な体裁ができた。デジタルとアナログの合作というのもいいものだ。今はそんなことしなくてもサクサクできるからいいわけだが、少なくとも当時の私にはそれが精一杯だった。

当時、セガが誇るAM2研が開発した「バーチャファイター」が産声をあげたばかりの頃で、東京新宿を中心にバーチャ旋風はゲーム業界を席巻していた。私はそのころわりとゲーマーだったので、この「バーチャファイター」にハマッた。ゲームセンターにて100円で対人戦をするのだが、最高53人抜きをした。ゲーム界の千代の富士と言われたとか言われてないとか…。

と、ブログを書き始めたら昔のことを思い出したので、そのまま書いている。で、本当は何を書こうとしたかというと、私は昔から大多数が行く方向には行かないことが多い。これがゲームでも同じ傾向があって、任天堂があればセガを選ぶ。つまりファミコンならメガドライブで、スーファミならメガCD。PSならセガサターンだった。

つまり、今回私がスマートフォンを買うのにiPhoneを選ばずにXperiaにしたのはそういう要素も原因のひとつだろうと思った。iPhoneが嫌いというわけでもないし、Apple文化を含めたら、まあよい製品だとは思うのだけど、iPhoneはここ上海でも、日本人も中国人も多くの人が持っているし、主要な機能はXperiaとできることに大差はない。性能はXperiaのほうが断然上。それなら、他の選択肢があるのに、みんな持ってるものをわざわざ買うことはないなぁと思った。

それに、私は携帯で音楽を聴かないので、音楽機能が他競合製品よりアドバンテージがあっても魅力には感じない。ネット動画はXperiaでも当然見られるしiPhoneよりも綺麗。それと、「それiPhone?」という質問を何度もされるのが面倒くさそうなので、ボディカラーはブラックじゃなくてホワイトにした。同じスマートフォンにBlackBerryもあるが、あれはキーが小さすぎてダメだと思った。ビジネスユースにはとてもいいかもしれないが、どうもゴテゴテすぎる。

と、そんなこんなで最新ゲームとスマートフォンが生活に入ってきた。仕事を終えたあとの何気ないひと時に彩りが加わればいい。