ぽんぽこノート

いつだって今がスタートライン。
行動しなくては何も始まらない。壁にぶつかったところから新しい道がひらける。

杭州へ小旅行

2010-07-07 | 生活・色々


画像/西湖のほとりにあるベンチで1時間ほどくつろいで、存分にまったりを満喫した。


■杭州で結婚式をやるというので行ってきた。なんと木曜日にやるというからこれは大変。どうにかスケジュールを前倒しして、当日は朝の1時間だけ仕事をしてから上海南駅へ。そこから新幹線に乗り、杭州駅まで約1時間半。友人から、具体的な開催場所の連絡が2日前だったので、前売り券も買えなかったから当日券を買おうとすると30分も並ぶことに・・。ようやく買えたが1時からの出発で、杭州の西湖近くのホテルに着いたのが4時近く。着替えてすぐに出かけたがなぜかタクシーが捕まらず、会場入りしたのは5時半頃。

さっそく紅包(ホンバオ)というお祝い金を受付に渡す。紅包の裏に「100万元入り」と余計なことを書いておいた。受付の人にもこのくだらないジョークを見せようと軽くアピールしたが、よく理解できない様子だった。ジョークが通じないときに感じる妙な気まずさをサラッと味わったが、めげずに新郎に挨拶。久しぶりだったのだが、あんまり嬉しさを表現してくれなかったので、きっと人生初の大イベントで緊張しているのだろうと思った。

と、思いながら新郎新婦と写真撮影をしてもらおうと、他の人たちと新郎の交流を見ていると、なんだか私とはずいぶん違う対応をしているじゃないか。せっかく君のために上海から来たのに、一体どうしたんだろうと軽い疑問を抱く私。サシでも飲んだりしてまあまあよく付き合った方だとは思っていたけど、相手はそうまで思っていなかったのかなぁと考えていたら、私の席は、新郎新婦と一緒の一番メインの席だった。う~ん、よくわからないが、思い過ごしのようだったということだろう。私のことも考えてくれていたようでよかったよかった。

それで、式はわりと日本式に近い感じで、照明や音楽を考えて演出されていた。さすがに、ご両親へのお涙頂戴お手紙などはなかったが、全体的によい結婚式だったのではないだろうか。後半、わりと宴会モードになってきたときには、子供が舞台に上がったりなど、自由な式が中国らしいと改めて感じた。

しかし、何が一番驚いたというと、知っている人が3人も参加していたことだ。元某日本語雑誌営業マンと貿易会社マネージャーに、コンビニの組織経営会社社長。3人とも酒を交わした仲だったが、まさか杭州で知人3人にも会うとは、いやはややっぱり日本人ネットワークは狭い。

式が終わった後、その社長と近くに座っていたノルウェー人、それに日本人2人でバーに繰り出した。そのノルウェー人は、上海の五角場でレストランを経営している人なのだけど、中国語がけっこう話せる。バーにいる間、1時間くらいは彼と話したと思うが、彼の中国語と私の中国語レベルはほぼ均衡していて、外国人同士で妙にスムースに会話が成り立っていた。途中、彼が目ぼしい女性を見つけ、ナンパしようとしていたのだけど、チャンスを掴み損ねて悔しそうにしていたのが笑えた。

翌日は夕方までのフリータイム。まずは昼食のために美味そうな店を探し、人が多く入っているお店に。カエル料理とよくわからない1品を注文したが、肉厚でなく、あまり美味しくなかった。有名な西湖を見に行こうとタクシーを探す。1分に5台くらいは目の前を通るが、やはり満車ばかり。このあたりはタクシーが捕まりにくい場所なのか?



タクシーを捜して早10分が経過したとき、目に飛び込んできたのは、ぴっちり短パンと素肌にノースリーブ革ジャケットにポリス帽子をかぶったおじさん。この綺麗な杭州の町並みに不釣合いなこのおっさんはなぜこんなファッションなのか。ゴミをあさっていたので、ホームレスか乞食なのだろうが、奇抜というか、エキセントリックなファッションだった。

杭州駅はお世辞にも綺麗とは言えなく、地下構内などは薄暗かったりやってるのかやってないのかわからないような売店が目立ったりと、私の中の杭州のイメージとは違ったが、少し駅から離れると街並みが綺麗なことがわかる。道路も比較的清潔で、ここのところは上海とは違うなと感じた。上海にはいたるところにあるピンサロのような店も皆無に等しい、というか1軒も見なかった。これは風俗の規制が厳しい証拠だろう。

「唾を吐かないで」というメッセージの看板や、夜になると飲酒運転撲滅のための電光掲示板を何箇所でも見た。こういう要素からすると、杭州市政府の政策というのは、少なくとも景観や社会秩序に関しては、クリーンな杭州を目指しているようだということがわかってくる。また、車や人が多いのは上海と同じだが、上海と同じかそれ以上に高級車が多いと感じた。杭州にも金持ちが多いとは聞いていたが、車もそれを反映してのことなのだろうか。やはり、上海以外の場所も色々と見てみると勉強になる。

画像/右上に見える中国語が「唾を吐かないで」(意訳)


それで、ようやくタクシーをゲットして西湖へ。軽く散歩したあと、1時間ほどの西湖のほとりのベンチでまったり。1メートル先に、雄大な西湖が180度の光景が広がる。水の音が心地よい。i podで音楽を聴きながら目の前の大自然を見ていると、過去のことやこれからのことを色々と考える。これから、たまにはこういう時間も取ったほうがいいのかもしれない。それに、山々の景色と風情ある小船の取り合わせは、そのまま絵画にしてもいいくらいだろう。久しぶりに自然を感じながら満喫した休日だった。

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2 コメント

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Unknown (zuilong)
2010-07-07 11:52:03
西湖ですか。懐かしいですね。5年ほど前に
行って来ました。今はキレイなんですね。僕が行った当時は大してキレイでもなく、高級車も見かけず、何だか田舎町だなぁっと
思っていましたが、5年の年月は
中国にとっては遠い昔の如く物凄いスピードで
変化している事が傍目から伺えます。

ちなみに西湖へ行った際はザリガニを食べました。

ところで足がワンポイント写ってるのが
何だか「リラックスモード」って感じで
いいですね!




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Unknown (ぽんぽこ)
2010-07-17 17:17:55
そうですよね。変化が早いですから、きっと以前とはまた違った杭州になっていたのかもしれません。

ザリガニですか~。外見が大きいわりには食べるところがチョコっとで、食べるのが面倒くさいです。はは。
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