日常のことばたち

時々落ち込むこともあるけれど、いまを生きるんだ。

亡き妻の携帯電話

2006-06-02 04:16:41 | 日常
思ったことをそのまま書きます。

妻が亡くなって、今月25日で2年が経ちます。

妻の死を、知らない人もいるだろうと思い、

妻の携帯はずっと契約したまま、持ち続けていたのでした。

妻が亡くなった後、しばらくは妻の友人との連絡につかっていましたが、

それ以降は、まったく誰からも連絡がありませんでした。

それはきっと、妻が亡くなったということが、すでに皆に認識されているからであろうと思いました。

ちょうど2年が経つので、6月末で、解約をしようと思ったんです。

妻の携帯は、この2年間で役目を果たしたのだと、思ったんです。

そのことを昨日、妻の携帯から、妻の友人らにメールを送ってみました。

みんなビックリしたことでしょう。

携帯のメモリをそのままにしている人は、亡くなった人からメールが届いたのだから。

まもなく数人からメールが返ってきました。

「○○○ちゃん(妻)に送るメールは、これで最後になるのかな?」

とか、

「それでもメモリはずっと残しておくね!」

とか、

「ビックリしたけど、うれしかった!」

などなど。

妻は、みんなに愛されていたのだなぁと思いました。

そう思ったら、なんだか涙ぐんでしまって、この妻の携帯を解約するのを迷ってしまいました。

一応、送信したメールには、代わりに私の電話番号とメルアドを記載しておきましたが・・・

妻の遺品でもあり、妻の友人とのつながりでもある携帯。

解約してしまったら、妻と妻の友人らとのつながりが消えてしまうのではないかと思うようになりました。

妻の友人らの大半は、今では私と連絡が取れる状態ではありますが・・・。

どうしたものか・・・。

メール送っておいて、返ってきたメールに感極まり、迷ってしまっている。

不器用だ。

解約してしまうと、なんだか大事なものも一緒に消えてしまいそうな気がする。

メールを送ったみんなには申し訳ない。

メール送っておいて、今さら迷っているなんて。

もうちょっと考えてみよう。

みんな、ごめん。

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6 コメント

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厳しい一言になるかも・・・。 (かえる)
2006-06-02 17:37:39
前を向くのよ。
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Unknown (かえるさんへ)
2006-06-02 22:44:43
そうですね。単なる感傷なのかもしれません。

活路は自分で切り開くものだと、こないだ自分で言ってくせに。

返信する
単なる (金魚)
2006-06-07 03:24:39
感傷では ないでしょう…

愛した人への思いは 単なる感傷ではないでしょう…



今はもう亡き人の携帯電話…

でも その電話は繋がってて…



単なる感傷ではない 大切で深い 感情です…

大切なものを無くした人にしか わからない 大切な思いだと思います…

返信する
鳴らない電話 (金魚さんへ)
2006-06-07 18:07:10
繋がっている電話の役割は、

すでに終わっているようにも思えます。

とはいえ、このまま解約してもいいのか、まだ考え中です。

もう鳴らない電話ですけどね。
返信する
電話 (金魚)
2006-06-07 23:57:08
電話のの今後をどうするかを、私はゆうさんに伝えたかった訳てはなく、

大切な思いを 前を向くために、「単なる感傷」としてかたずけるのが?と思ったんですよ…



伝わらないかな?
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Unknown (金魚さんへ)
2006-06-08 03:32:22
単なる感傷かもしれないと言ったのは、役割を終えた携帯電話に対してです。



亡き妻に対して、『単なる感傷』として片付けるわけがありません。それは私が一番わかります。

どんなに大切な思いかは私にしかわからないでしょう。



言葉が足りなかったようですね。

申し訳ありません。
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