浜島・宇気比神社 弓引き神事

伊勢志摩地方では　新年を迎えると　弓引き神事が多い
漁師町では　大漁満足　海上安全　家内安全を祈る神事で
仲哀天皇の后である　神功皇后が　稜威（いづ）の高鞆
（弓を射る時に身に付ける武具）を奉納した故事に由来し　
新年の平穏を祈念する　破魔弓の行事が変化したものと言われている

的に向かって飛ぶ矢


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宇気比神社へ祀り事 （浜島町）

弓引きを始めるに当たり
身を浄め　神社へお参り祈祷です
神殿には　弓矢　的が　奉じられている　


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本殿を出る射手 （浜島町）

弓引き神事の主役は　青年（中学生）
神社で　お参りを済ませ　弓場へ向かう

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大的 （浜島町）

1ｍほどある的や　弓引き神具を持ち　
長い急な階段を　広場へ運ぶ　


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弓引き神事 （浜島町）

弓引きは　２人が２本　それぞれ３回　
大的に向かって射る　次に
直径３０㎝ほどの小的にも　同様に向かう

弓引きは　的に当たることを「良」とするすが
浜島では　的に当てぬよう　見物人は
妨害　邪魔するのが通常
小的の中心を射た時は「祝直し」と称して
翌日再度行うしきたりです

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的にお神酒を供え 餅まき （浜島町）

大的と　小的の間で　
的場のお神酒をふりか浄めた後
射手は　三宝（神のお敷）に盛られた餅を撒く
アッという間に　無くなった

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スカシ矢 （浜島町弓引き神事）

小的の最後の矢は　的を狙い
あざと海に矢を放つ　スカシ矢　
昔は　この矢を取ろうと　
冬の海に飛び込み　矢を取り合い
船主が高値で買い上げ　
高校が卒業できるほどの学資だったが
今は　スポンサーも無く　
危険と禁止している様子


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