ヒューストンに春がやってきました!この冬は、本当に大変な冬で、春がこんなに待ちどうしいと思ったのも久しぶり。2月に何十年来だったか、100年来だったかのものすご〜い寒波がやってきて、テキサス全体がハリケーンの時のような、いやそれ以上のパニックになりました。とにかく凍りついたりすることもなく、雪が降っても一晩で溶けるような気候の土地柄です。家の配管なども北国に比べると、ものすご〜くヤワで簡単にできていて、温度変化からパイプを守ろうという感覚は無いようです。だから夏になると、お湯を出しているわけじゃないのに、水の蛇口から熱湯が出てきてびっくりします。なので、お蕎麦や素麺なんかを茹でても冷やせません。そんなところにマイナス10度なんていう寒波がやってきたのです。なぜか真っ先に電気が止まりました。知りませんでしたが、この辺りは電気を作っているのはガスで、でもガスを供給する配管が凍りついてガスの供給ができなくなり、電気が止まっちゃったのだそうです。我が家は前回の大洪水になったハリケーンの時でも停電にはならなかったのですが、今回はしっかり2日間と半日止まりました。でもラッキーなことに我が家は家全体をカバーできる自家発電装置があり、それが停電と同時に動き出してくれました。かなり古くて大騒音(ご近所さん、すみません)で、いつまで動いてくれるものだろうととても不安でしたが、何とか停電の間中頑張ってくれました。
雪はしばらくこのまま積もっていました。噴水は水を抜いていたので、今回は凍っていません。
停電が回復し、ホッとしたところで、気温がちょっと緩み始め、それまで凍っていたところが溶け出したせいで、凍結で破裂した配管から水がどどーッと吹き出し、今度は家全体の水を止めなくてはいけないという事態になりました。すぐに配管工に電話しましたが、どこにかけても話し中。留守番電話もパンクしていて、メッセージさえ残せないのです。どこの家でも同じ事が起きていて、配管工が手配できないのです。結局一週間ほど水なしの生活を送りました。これだけの被害はヒューストンに来て以来初めてのことでした。破裂した配管が外だったので、家の中に被害がなかったのがせめてもの幸いでした。でもあとでよ〜く調べたら、庭の水栓がかなりダメージを受けていて、タイマーやホースの先のスプレーなどがこわれていました。今後は寒波の時はそういうものは全部外して家の中に取り込むことにしよう。それにしても、破裂した配管の修理って、見ていたらものすごく簡単でした。部品さえあれば、私にだってできる!次回のため(何十年後かも…)に部品買っておこうかな…。
去年の暮れに植えてあったチューリップの球根から芽が出てきていたところにあの寒波。シーツなんかを被せてはみたものの、きっと凍ってダメになっちゃっただろうと思っていたら、寒波が過ぎた途端、どんどん芽を伸ばし、一週間後にはこんなに花盛り。他の花壇は薔薇以外はほぼ全滅で、良い機会だったので、綺麗に掘り返して植え変えました。
ブルーベリーや柑橘類のマイヤーレモン、さつまオレンジは、鉢植えだったのでガレージに避難させていました。外に戻した途端にグングンと芽を出して、ものすごい数の花がつきました。今年も豊作かな。楽しみ!オリーブの木は鉢が大き過ぎて移動できなくて外に置いたままだったけれど、葉をたくさん落とした後、何とか元気に芽を出し始めてる!大丈夫。
Last tulip from my yard
春はやっぱり気持ちがいい!緑がどんどん伸びて花が咲いて_。こんなコロナ禍だけど、ちょっとだけ心が弾む。