久しぶりにベルリンに行きました。あのコロナのパンデミックが始まる直前の2020年の3月にマーラーの3番を聴きに行って以来です。あの後、1、2ヶ月後にベルリンフィルもコンサートを取りやめたと聞いています。ベルリンはブランデンブルグ国際空港が開業しており、今回初めて新空港に降りました。以前のティーゲル空港に比べるとベルリン市内までかなり遠くなってしまい、あの小さな空港がちょっと懐かしかったです。
今回は娘たちや孫たちと一緒にベルリンフィルのクリスマス・ファミリーコンサートを見るのが目的でしたが、ちょうど同じ時期にマーラーの4番をやるというので、クリスマスコンサートとは別にチケットを取りました。もちろん私と夫だけですが_。
パンデミックが一応終息した形になり、コンサートホールは超満員。ほとんど誰もマスクはしていません。
今回の席はほぼ真ん中のRow3なのですが、これが中央あたりの席はRow1が無いため、前から2番目の席になります。
コンサートマスターやヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのファーストの人がもう目の前で音もめちゃくちゃよく響いてきますが、私の背丈では後ろの方のフルートなどの木管楽器の人たちはほとんど見えません。6フィート以上ある夫だけが「うん、この席はいい」と満足していましたが_。
久しぶりのベルリンフィルの音は、「あ〜、これだ、この音だった!!」と心と体を揺さぶられるような響きを感じて、やっぱりここまで来て聴く価値はあるなぁ、と改めて思いました。そしてやっぱりマーラーはイイ!
話は飛びますが、2025年5月にオランダのアムステルダムでマーラーフェスティバルが開催されます。10日間でマーラーの交響曲全曲を世界中の有名オーケストラがそれぞれの曲を担当して演奏するというもので、NHK交響楽団も参加するそう。ベルリンフィルは9番を演奏。かなり先の話ですが、チケットの販売はつい先日でした。夫と私はかなり迷った末、全チケットを購入しました。驚いたことにチケットはもうすでにかなり売れていて、今やもう完売状態。マーラーの人気に今更ながら感心。
これから何が起きるかわからない世の中。そして私たちもいつまで健康で旅行を続けられるかわかりません。でも2025年に向けて夢を持っているのも素敵なことではないかと思い、自分を励ましていけそうです。