ザーンセ・スカンス<Zaanse Schans>の風車
毎回、金魚のフンのごとく夫の学会についてまわる私ですが、夫が学会中は、一人で時間をつぶす必要があり、自分で計画をたてて、一人でウロウロするわけです。でも今回の学会では、親切にもそういう人たちのためのツアーがありました。参加するヒト、そんなにたくさんいないだろうなぁ、という私の予想に反して、集合場所に行ってみるとすごい人だかり。結局大型バス2台がいっぱいになってました。けっこう私みたいな便乗組っているんですね。
どこに連れて行ってくれるのかなぁ、と思っていると、バスはアムステルダムを後にしてどんどん北へ。海をわたるトンネルを抜けて行くこと30分。ついたところはなんとものどかな緑のなかに風車がポツン、ポツンと見えます。そこはザーンセ・スカンスという風車がいまだに仕事をしている地域。海抜が低いオランダでは昔、風車を使って水を移動させていたので、全土に9000以上の風車があったそうですが、今は殆ど使われていないそうです。そんな風車を守ろうと、この地域は博物館のような形で地域の物産品なども一緒において、17世紀ころの街並みを再現して観光客に紹介しているようです。
川沿いに並んだ風車
この風車はピーナツを挽いて、ピーナツオイルを作っていました。
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チーズ工場
近くにあったチーズ工場では、いろいろなチーズを作っていました。工場の横の店で売っているチーズはとても種類が多くて、買うのにかなり迷ってしまいました。いろいろなハーブを混ぜたもの、ペッパーを入れたもの、牛ばかりじゃなくて、ヤギのチーズ、羊のチーズ、殺菌してないミルクで作ったチーズなどなど... 例の丸いかたいかたまりチーズなのですが、それでもこんなに種類があるのです。いやぁ、ほんと、びっくり。結局私は今まで食べたことがない羊のチーズと、ベイジィルの葉の入ったチーズと殺菌してないミルクで作ったチーズ、三種類を買ってみました。
木靴の工場
昔は手で一つ一つ彫っていたそうですが、今はこういう機械で一個作るのに5分もかからないようです。
こんなにステキな木靴もあって、現在でもしっかり利用されているようです。通気性もよく、丈夫なのだとか..
次に訪れたのはこの城。まるでおとぎの国のお城のようでした。
Castle of Muiderslot
13世紀頃に建てられたお城だそうですが、城主が惨殺されるという悲惨な歴史もあるようです。一時は荒れ果てていたようですが、17世紀頃に再建されて、オランダのシェークスピアと言われたPieter Corneliszoon Hooft が40年あまり住んだのだとか_。
キッチン
フェルメールの絵のようなダイニングでした。
これが大人用のベットです。まっすぐには寝られません。あの時代は頭に血液が回ると死ぬと考えられていて、まっすぐには寝なかったのだそうです。
天井が高く、なかなかステキですが、冬は寒かっただろうなぁ。
アムステルダムから、車で15分くらいの郊外にあるこの城の近くの街並みはとてもきれいでした。
このツアー、知らないヒトばかりでしたが、みんなそれぞれ知らない同士、それなりに楽しいものです。私のバスのお隣さんは、イギリスのリバプールの近くに住む学校の先生で、お姉さんの学会参加についてきたのだとか。ボストンから来たヒト、シカゴから来たヒト、ノルウェーから来たヒトなど、とてもインターナショナルでした。一人ではとてもこんなツアーには行けなかったので、なかなかよい体験でした。こんなツアー、いつもやってくれるといいのに_。
私もなりたい!大きすぎてダメ?
とてもよく、まとめられていて、わかりやすく、
旅に行った気分になれました。
いつも楽しんでますよ・・
それにしても、ツアーができるほど、フンがいるのね・・考えることは同じね・・こういうチャンスは普通ではないから、利用しないとね・・
又楽しみにしてますよ!
いつもありがとう。
日本は集中豪雨でたいへんなのね。マユミさん、流されないように_。先週、こっちもハリケーンのような嵐があって、停電しました。マユミさん宅は、自家発電だから、そういうときはいいわね。うちにも電気、分けて!!