何でも売りますフィリピン。

　「人身売買」この言葉が平成の世に復活した。
元来、人身売買は遙かなる昔の我が国で貧しい農村の娘たちが女衒によって遊郭に売られたことに端を発し、その非人道的な行為は戦後しばらく新聞紙上を賑わせていた。赤線が廃止された日本へも、外国人売春婦が入国し始めた。最も有名なのが蛸部屋に詰め込まれたフィリピン人女性売春婦。その後一掃され、台湾、韓国、そしてエイズ問題煮まで発展したタイ人、そして中南米人へと歴史が移り変わったようだ。
そして世界の買春族「日本人」との汚名までいただいた。

売春に見るフィリピン経済
　世界最古の職業といわれる売春。今、フィリピンではこの春をひさぐ商売がしょうけつを極めている。
そのピックアップ先はマニラ首都圏のショッピングモールにまで広がってきテいる。「夜の女」ならぬ白昼堂々の営業展開。しかも、その多くは学生などの「素人のアルバイト」が占めている。女性だけではなく仕事にあぶれた男性やバクラ（ゲイ）も出没、客をあさっている。何でも商っているモールだが、ついにセックスまで売る個人チャンゲ出没とは……。
その一方、プロ軍団はさらに強力だ。カサと呼ばれる置屋、もぐりのマッサージ、バー、キャバレー、クラブ、ストリップ劇場、エスコートサービスなどなど、アクセス・ポイントにはこと欠かない。コールガールや路上にたむろするピック・アップ・ガールまで含め、一大市場を形成している売春禁止国フィリピンの実情。
このように売春供給力はむしろ過剰気味であり、従って競争が激しいのがフィリピンの特徴だ。ルソン島、ミンダナオ島、ビコール地方などの農村や遠隔地方の極貧地から、すこぶる高く職を求めて都市に出てくるが、仕事にありつけず結局、自分の肉体を売るはめになるケースが後を断たない。
さらに最近の傾向としては、携帯電話を買いたい、流行の洋服を買いたい、靴を新調したいといった消費欲から売春に走る中流家庭の若い女性も少なくない。とはいえ、苦学生の場合はさらに多く授業料を稼ぐために身を売る女性の話はよく聞く。また、米軍基地のあったクラーク基地近辺は少女売春のメッカとなっているのだとか。
クリスマス近くになり、結構なテキストが来る。
クリスマスは誰と一緒？ポンビキでもないのに「誰か日本人の客いないか？」
売春婦も過当競争が激しく、現在は１８、９歳でそれなりの顔をしていてスタイルがよくないと稼げなくなってきた。アメリカ人、中近東はそれなりの裏コネクションでダイレクト斡旋。その大きな理由は、Ｌ．Ａｃａｆｅなどへ出入りして警察の餌食になるより、ホテルへ直接連れてきてくれる安全売春へ移行しているのだとか。オネーチャンもキャンセル率が無く稼ぎもいいといっている。

フィリピン。首都圏へ職を求めでてくるものが後を絶たない。まもなく、クリスマス。多くのオネーチャン達は、１年間稼ぐに稼いで帰省の準備を。しかし、１ヶ月に稼げる給料と生活費のバランスの収支が合わないほど給料所得が少ない。
首都圏であらゆるコネを使い、あるいはＬ．Ａｃａｆｅなどで体を売るオネーチャンが後を絶たないようにも見られる。

年末、売春禁止容疑で鰐殿になん癖つけられ嫌な思いをしないようにお楽しみください。