ナメンジャネーヨ！

相変わらずのタクシーネタ。
ペソが高騰しているにも関わらず、最近の首都圏ガソリン市場41ペソ超。
本来ペソが高騰すればガソリン価格も安くなって良いと思うのが、すなわち為替の当たり前の考え方。
ペソ高くなる、ガソリンは高くなる。さすがに価値のないペソ為替のようでもあります。
首都圏のタクシー。流している場所はマラテ派もしくはマカティ。そして近接する各市のモールなど。
一番たちの悪いのがマラテノ流しタクシー。
この辺を流すタクシーは、外国人と見れば最近でこそメーターを倒すようになってきたものの、いまだかつて古いテクニックを行使するアホみたいな連中が多い。特に個人許可のタクシーに多いことに腹立つ。
ほてるなどの近くに違法駐車しながら客待つ一発や。こいつらは最近空港への送迎狙いで350ペソ～500ペソ。これは空港から首都圏へ送迎する空港タクシーの法外な料金、ホテルなどのタクシーの法外料金をよく知っている。
マラテノホテルタクシーであればマラテからマカティまで500ペソ。実際タクシーでマラテからマカティのパサイロードまでであれば100ペソもかからない。但し、メーターの表示は各タクシーによって滅茶苦茶加算が早い場合もあるので一概には言えません。
大会社のタクシーであればほぼ間違いないです。中にはクラクション鳴らすたびに加算するインチキメータータクシーも横行しています。
よくテレビなどでこのような悪質タクシーが摘発されているようです。
外国人でもフィリピン人でも利用する客に変わりはありません。「メーター」といって利用することです。
ラスパルマスツアーでチケット購入、ホテルの前を極力避けるようにしてタクシーを拾った。
時代遅れのサングラスを掛けたいかついアンちゃんタクシー。
「サーどちらまで。」
・マカティ市内。
「どうぞ」なんとなく気持ちよくなって助手席へ乗った。
走り始めてパンパシフィックホテル前の交差点へ差し掛かったとき「サーマカティーは渋滞しています。200ペソください。」
・ホールドアッパーみたいなこと言うタクシーだね。直ぐに止めナ！
「どうして」
・フザケンジャネーヨ！何が200ペソだ！直ぐに車止めなさい。他のタクシーを利用するから。
「ジャー幾ら出すんですか？」
・決まってんだろう。あんたなんでメーター倒したんだよ。メーターで表示した金額しか払わないヨ。
ふざけたタクシーだな。今ナンバーも控えたから抗議してやるよ。
「わかりました。メーター料金でいいです。」
キリノに差し掛かった途端
「サー！」
・何だまたホールドアップ料金の話か？
「ヒンデホサー！最近はガソリンが41ペソにもなって本当に大変です。」
・だったら職業を替えたら？
「バウンデリーが1200ペソ。ガソリンは1500ペソ。働いても働いても2日で得る収入は600ペソくらい。」
・俺にそのようなこと言うあんた間違っているよ。
「どうしてですか？」
・当たり前だろう。俺はお客様。そのようなことと貴方の私情は全く関係ないこと。先ほども言ったようにそんないやな仕事であれば日本人に口説いていないで、さっさと職替えでもしなさい。そうすると見ず知らずの人にそんな恥ずかしい話や行動をしなくて済むよ。あんたカトリック教徒でしょう。ガッドが天であんたの態度見ているよ。
しばらくおとなしくなった。
ビトクルーズに差し掛かった。最近この近辺はタクシーのたまり場のように飯を食うタクシーが違法駐車していて結構渋滞する場所。
「サー！でしょう。渋滞でしょう。」
・でも俺はメーター料金以外支払わないから。
「ここでご飯食べると1食50ペソ。私達には到底食べれないですよ。」
・あんなにタクシードライバーが駐車して食べてるでしょう。こんなところのトロトロだったらせいぜい20ペソか30ペソでドリンクつきで食べれるでしょう。
「私は子供がたくさんいるので。」
・別に俺が作ってくれと頼んだわけでもないけど。自分達が勝手に無計画に作っているだけでしょう。
「私は中学卒業して20歳に時からタクシーの運転手しました。最近は、代議士が悪いことばかりするので、私達の生活は本当に大変です。」
・そういう代議士を選んだのも貴方達でしょう。
「フィリピンは本当に生活が苦しいいです。日本人はお金持ちだからいいですね？」
・他の日本人はわかりません。でも俺は決して金持ちではないけど。そんなに生活が苦しくて、客の外国人へ口説くようだけど、フィリピン人にも同じ事言ってるの?
「ヒンディホ！そんなこと恥ずかしくて言えません。」
・じゃなにかい。外国人へ言うことは恥ずかしくないのかい？やっぱりタクシー運転手止めてホールドアッパーでもやったほうが合うかも？
「ファミリーがかわいそうだから」
・外国人へ言うことが恥ずかしくなく、自分の国の人に言うことは恥ずかしい。おかしな論理だね。アロヨは海外へ出稼ぎして働きなさいといっているんだから、あんたもさっさとタクシー運転手辞めてそうしなよ。
走行しているうちに目的地へ着いた。
こいつのメーターやはり早い。表示が125ペソ。何処のタクシーを利用しても75ペソが殆どで時折85ペソくらいのときもある。
・あんたのメーターおかしいよ。ここまで毎日約4ヶ月タクシー利用しているけどほとんど75ペソだ。やっぱりあんたは悪い運転手だな。ナンバーも控えたからこれからポリスに訴えてやるからな。ここはマカティだよマラテ界隈のポリスとは違う。何てたってビナイ市長だから。あんたわかってんでしょうそのくらい。
「サー！ごめんなさい。このメーター壊れています。何時もの75ペソの料金ください。」
100ペソ出した。
「サー！御釣りはチップですか？」
・ジョウダンジャネーヨ！さっさと25ペソおつりくれよ。
なにやらブツブツいいながらいやおうなしにつりをよこした。
現地に住んでいると日常的にこのようなことが起こる首都圏。
特にマラテのホテルなどからのタクシー利用は十分気をつけることです。
渋滞といわれたら、この首都圏は全て渋滞だと反対に言い返してみてください。