フィリピンりぱぶりっく狂笑国

フィリピンらしく
フィリピンでも
フィリピンだから

フィリピンの生活の質はque sera sera

2024-07-22 | フィリピン

友達でいた働きものの工員が、会社を退職した。

日系企業へ勤務、すでに満3年を過ぎた。

退職理由は、単純作業が多く、指導をしてくれる人がいなくなった。

満3年を経過しても、正社員になれるわけもなく将来を考えたら、単純労働者として使い捨てになるだけだと思う。

現場をしっかり見れて、指導をしてくれる。前向きになれる責任者が日系企業には見られない。

単純労働者を派遣で使い、単なるコストダウンの労働者としか見ていない。

思うに、日系企業の責任者の多くは、現場を放置しているといっても過言ではない。現場を見れない。コミュニケーションもとれず、聞こえてくる話は、カラオケ、挙句の果てに社用車でカラオケのおねーさんとデート。土日はフィリピン工員の2週間分の半分にもなるプレー費を払ってゴルフ。

 

工員の多くは、仕事を終え帰宅する。汗臭い体をタボを使い冷たい水で洗い、帰宅途中で買った僅かなおかずで空腹を満たし、一抹の携帯で遊ぶのだが、一日の疲れが睡魔となり気が付いたら朝。この繰り返しで一週間を終える。平均睡眠時間は4から5時間。半月に得られる給料は7500ペソから8000ペソ。決して良い生活などできるわけがない。いつも思うことは、多くのフィリピン人がいつも考えていることは「どうすれば貧しさとわかれられるのか?」である。

写真と話してくれた工員とは関係がありません。

退職後、毎日のように海外就労先を探しているようでした。

退社した24歳独身の工員が話してくれた内容を翻訳してみました。

なかには良く自国を見ている人もいるものです。

 

 フィリピン人 

1) フィリピン人は陽気な人種で、必要以上に散財する傾向がある。

フィリピン人が100ペソ持っていたら、125ペソ使うというジョークがある。25 ペソは借金して調達する。私たちが貧しくないわけがない。

大型モールがここで利益を上げているのも不思議ではない。買い物をせずにはいられないのだ!

 

2) フィリピン人は経済的な責任感がない。

貯金をするのは大変なことだ。ほとんどの従業員は銀行口座すら持っていない。銀行にお金があっても、請求書やローン、日常生活で必要なものを支払うためにたちまち使ってしまう。貧しくないわけがない。

 

3) 多くのフィリピン人は働かない。

どの家庭にも稼ぎ手がいて、経済的にその人に依存している。母親が働いて、失業中の役立たずの夫、下の子の教育、上の子の家庭を支えるのはごく普通のことだ。私はそうした人たちを「重荷を背負った獣」と呼んでいる。カラバオがフィリピンの国獣であるのも不思議ではない。貧しくないわけがない。

 

4)多くのフィリピン人は教養がない。フィリピンの親は子供の教育にほとんど関心がない。優先順位が低いのだ。

公立学校は無料であるにもかかわらず、大半は「経済的困難」を理由に高校すら卒業していない。もし彼らが無学なら、どうやって良い仕事に就けるだろう?貧乏にならないわけがない。

問題は子供が多すぎることだ。学校は無料でも、学校の課題にはお金が必要なのだ。1日250ペソ以下しか稼げず、子供が7人いれば、学校の勉強に使えるお金はゼロに等しい。

だから、家族の中で賢い子供たちが続ける。残りの子供たちは、より賢い子供たちのために行くことを止 める。そして、家族全員が、より賢い子供に希望を託す。なぜなら、7人全員の子供を学校に通わせるには、本当にお金が足りないからだ。優先順位をつけようがつけまいが、経済的な問題で学校教育を中断せざるを得ないのだ。

 

5)多くのフィリピン人は早く出産する。

10代の妊娠は非常に多い。貧しい地域ほど子供が多い。家族の計画はほとんどない。貧しい漁師が9人の子供を産むのはよくあることだ!フィリピンの赤ちゃん工場』のドキュメンタリーを見れば、そのひどさがわかるだろう。

養わなければならない口がこんなにたくさんあるのに、どうして貧しくならないのでしょうか?

 

6) 仕事を見つけることができるフィリピン人は、その仕事を維持する方法を知らない。

無断欠勤が非常に多い。通勤費がない、個人的な問題がある、近所で洪水が起きた、あるいは単に仕事をやめたかった、などという最もくだらない理由で、人々は予告なしに退職する。ブラックリストに載る恐れもない。

 

7) 仕事を続けるフィリピン人は、親族から金をせびられ続ける犠牲者になっていることに気づく。

これは海外の外国人労働者によくあることだ。海外フィリピン人労働者は、外国で命を削って働いた後でも、母国の家族全員を養わなければならない。バリクバヤンの箱は、詰めるのにも送るのにもお金がかかる。どうすれば裕福になるのか?

 

8) 政府は非常に腐敗している。

政治家は部下から金を巻き上げる。だからこの国では何もできない。

請負業者は賄賂と汚職でプロジェクトを獲得する。仕事の質は杜撰で、割り当てられた資金がプロジェクトに十分に使われてい How can we not be poor?ないのは明らかだ。請負業者はいい加減に仕事をすることに神経質になり、その結果、穴埋め工事をするために別のプロジェクトが与えられる。ひどいサイクルだ。どうして貧しくならないのだろう?

 

9) フィリピン人は文句を言うのが大好きだが、変化を起こすのは自分たちの問題ではないと思っている。

スラムの住人が、隣人がゴミを捨てることに文句を言うという話がある。しかし、ゴミを捨てる場所を尋ねると、自分たちもそこに捨てていることを認めた!

私たちは環境に対して無関心なのだ。ゴミを片付けるのは自分たちの問題ではないと思っている。それなのに、自分たちの国をめちゃくちゃにする他の人々には文句を言う。

 

10) フィリピン人は問題を知っているにもかかわらず、変化を起こそうとはしない。フィリピン語では「バハラ・ナ」と言う。

私たちは現状に慣れすぎていて、この生活の質が普通だと感じている。私たちにとっては、「que sera sera 」なのだ。なるようにしかならない。

こんな態度では、どうしたら貧乏にならずに済むのでしょうか?

私たちが貧しい理由は山ほどある。政府が腐敗している。インフラが貧弱。国民は怠惰だ。そして、私たちの子供たちは私たちの問題を受け継ぐことになる。それが文化であり、国の運営方法なのだ。

フィリピン人はずっと貧しいままだ。この問題は、国全体が立ち直るにはあまりにも社会に根付いている。私たちを導く強力なリーダーもいない。

とはいえ、この連鎖を断ち切ったフィリピン人はたくさんいる。多くのフィリピン人は国内外で尊敬され、賞賛されている。しかし、彼らはまだ少数派だ。ほとんどのフィリピン人は貧しいままだ。それが現実なのだ。

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