未だに健在

MHデルピラー通りからペドロヒル通りへ入ってちょうどハイヤットホテルの交差点へ差し掛かった時。
日本語。しかもどでかい声で「いや久しぶりです。」
シャネルのT-シャツをお召しのジジィ殿。
ギャー！
大統領だ！
なんと手を合わせてこちらを向き・・・・・・・
（おらはまだ死んでねーだよ。）

やっぱり暖かい国へくると、年寄りはこたえられないのかもしれない。
いつもの名調子が始まった。
内容はいつも通りで、L.Aに始まってL.Aで終わり、この近辺のかたがたは大統領を知らない人はいない。
これで終わるのだが、その話を聞いていると2時間はロスタイムする可能盛大。
午前中はほとんど遭遇することはない。
午後1時くらいに、マラテ通りのロツマンズホテル前のあたりにたっている。
午後3時くらいになるとエーマビーニ通りのラスパルマスホテルとなりのセブンイレブン。
夜10時くらいにL.Aカフェへ出向いているようです。
ほぼ滞在中は毎晩L.Aカフェに出没しては、日本人を見るなり声かけて手を合わせて大統領演説が始まることもあります。

ポケットに小銭を忍ばせては徘徊するのですが、ちょっとでも気に食わない、すなわち大統領に気に障ることを言ったりすると急にいなくなり、背広を着用して胸張ってまた現れます。
そして、延々と能書きが始まる。
最近では、近辺の現地の皆様も良くわきまえていて、決して声をかけなくなってきたせいか、大統領行動範囲を多少変えてきたようにも。

見習わなくてはいけないこと。
サンボアンガレストラン近辺のプルーべさえも声をかけなくなっている。
これは好都合。

お暇な方はどうぞ長いマニラ経験談話をお楽しみください。
翌日もコーヒーなどをつき合わされると、もちろん勘定は決して大統領は支払いません。tohohoho
お付き合い希望の方は立腹しないように、前もって心の準備をなされえてから。
当然、毎回同じ内容の話が聞けます。

1回の滞在は3週間程度。
最近は頻度も少なくなり、
「いやこの国は、本当に嫌になってきました。とにかく周りの連中が、金、金と五月蝿くなってきました。」
今頃分かったのかな？

いつもの彼女はどうしました？
「あのね。前はとってもよい子だったんですけどね、最近、本当に変わりましたよ。仕事もやめてしまったようです。」

大変お金がかかるでしょう？
「そんなことはないですよ。お金をくれなどとはまったくいいません。」

そんなよい人とどちらでお知り合いになったのですか？
「ロビンソンデパートです。」

で何が変わったんですか？
買い物の頻度が多くなって、やはり家族が年取ったんですね。病院代が本当にかかるようにないました。フィリピンは病院代が高いですよ。

やっぱりかねかかっているんですね。
とは決していえませんでした。