法律はフィリピンにもありますゾ！

フィリピンドライバー心得

フィリピンは後進国といわれていますが、法、道路交通法等はそれなりにしっかりした制定がされているようです。
運転免許試験は多くが道路標識に関する問題の出題が多いのですが、教本を見る限り、日本同様に読んで見ると懐かしい事が思い出されます。
このフィリピンのタクシーはじめジプニー、バスの公共交通機関には必ず「HOW　WAS　MY　DRIVING」その運転マナーの悪い場合の連絡先が表示されています。この表示を怠っただけでも罰金が科せられます。
その他、「車間距離を守りましょう。」「無謀運転をしたら電話してください。」等と書いた車が結構多く見受けられます。
この国の最大のマナーの悪さが、車に記載されている表示の反対と思えば直ぐに納得が出来ることでも。

確かに道路には斜線表示が、最近はＭＭＤＡの努力とも言える、道路標識も結構整備されてきて、以前のように行く先を尋ねたさいに反対方向を教えられるようなことも非常に少なくなってきたようです。

「HOW　WAS　MY　DRIVING」この表現はこの国では何を意味するのか？

個人的に思うこと。私は決して譲り合いもルールも守りません。と解釈して表示しているようにも思えます。
コールセンターへ電話すると分かりますが、呼び出しはしても中々でない。でればなにやら事務所内で話中のように多くの声が聞こえて物面倒なような対応で「ヘロー」状況と車両ナンバーを話ても、「この話は事実ですか？その車のもちにしによく言っておきます。」くらいの程度。
公共交通機関はこのフィリピンでは最悪の運転手と表記したほうが間違いないほど、無謀な連中が多い。最近でこそエドサはじめとする機関道路ではＭＭＤＡの取締りが強化され、夕方7時くらいまでは暴走バスも何とか。しかし、一歩裏道へ這入った途端、全く話のほかのような常態に出くわす。
車も酷いのは事実。それ以上に悪いのが歩行者のマナー。

信号は全く関係なく横断する。警笛を鳴らすと逆切れしてにらむ。
道路一面になってのたりのたりと歩く。警笛を鳴らすと石を投げつけるアホもいる。
直前を横断する。
停車を命じて止まる。ノタリクタリと横断する。
決して横断歩道があっても必ずならず者がいる。利用しない。金網が設置されていても必ず穴がる。
車直ぐに止まれると勘違いしている。
道路は車の者ではなく歩行者の者と大きな勘違い。接近しても決して避けない。
学校などでの通学時の安全教育などは決して行われていないのかもしれない。6月の新学期が始まった頃、新入学児童の事故が多いのはこのせいかもしれない。

ジプニーにも「HOW　WAS　MY　DRIVING」これは全車失格。取り外したほうが良いと思える。
このフィリピンで最大の排気ガス汚染源でもある。

何処でも、交差点のど真ん中であろうが乗降停車する。
我が物顔で道路を占領して走り、その運転は全くマナーなど無い。
斜めであろうが状況を全く考えない停車をする。
交差点の角は駐停車禁止。ジプニーは全く関係なし。交差点へ侵入したら信号が変わり道路を塞ぐ予測が出来ても突っ込んでくる。
信号を無視の第一人者的運転手が多い。
結構酔っ払い運転も多い。

バス

図体の大きさに物言わせ、横暴な運転が非常に目立つ。エドサのバスの横暴ぶりは異常。マナーなどは全く論外、自己中心な運転を繰り返している。ジプニー同様このフィリピンでは大きな社会問題とも思える。
Ｕータウン禁止区域でも何のその。
左折であれば道路の路肩からいきなり道路の中心へ割り込むように入ってくる。それを追い越すようにもう一台。
現地で運転されている方は良くご存知かと思いますが、信号の変わるときが非常に危険です。バスの運転手は信号無視など当たり前のことです。道路で人身事故。生きていた人を再度ひき殺す等の恐ろしい事故もあるほど。
特に、地方へ行く高速バスは要注意。一番事故にあう確立が多いのが長距離バス。高速道路でよく事故を起こしているバスを見かけます。丸坊主のタイヤで雨の中をあの猛スピード。ひっくり返らないのがおかしな話。最近でこそ新車が多少見られるようになって来ました。多くのバスは日本で２、３０年使ったものが多いようにも。横暴な運転手が殆どと思って差し支えないかも。

タクシー

バス同様お客の人権などは全く考えない運転手が非常に多く見受けられる。中には異常にゆっくりな運転手も見受けられます。
このタクシー運転手には道路交通法の遵守、履行などは一切なく、道路交通法等は無いと思っているのかも。
乗客を乗せた途端、暴走を始める運転手も多く、床が抜けるほど足を突っ張った経験のある方も多いと思います。
特に日本人を乗車させた場合に多いようです。もしオネーさんと一緒であれば最初に安全運転でお願いしまうとったほうが懸命。言っても１００ｍも走行すれば忘れる可能性大。
雨の日に交通渋滞を起こす基がこのタクシーの無神経な突っ込み。
フィリピンのタクシーは１日ごとに賃車料を経営者へ支払い稼いでいるのが殆どです。その営業時間も多くが２４時間勤務。或いは１２時間勤務が多いようです。
２４時間勤務の運転手、特に大手のタクシーが多く最小していますが、乗車していて何となく運転がおかしいと思ったら「寝ています。」居眠り運転です。フィリピン人の習性。気温が低いと寝る癖があります。エアコンが効いていて変な運転、やたらとラジオの音量が高い。でかい声で「ホーイ」とでも声かけるのが身の安全。

日本のように「安全第一」「乗客優先」などは決して無いと思って差し支えないのがフィリピンの公共交通機関。

但し、フィリピンでも地方へ行けば、全く首都圏とは違って安全運転をする事が多いようにも。セブやダバオはそうでもないようですが全般的に地方へ行くほどマナーが良いようにも思えるフィリピンです。

ジプニーにひき殺された韓国人。その補償は「頭かいてパッセンシャナポ」その理由「雇われ運転手で生活苦。補償したくとも補償する金はどう転んでもワラ。」
つい先日も日本人の方が交通事故にあったようですが、フィリピンでの人命料は５万ペソ。これは車両を購入した際に加入が義務付けられている日本で言う自賠責保険みたいなもの。任意保険は人身ではなく車両中心とも思えるような考えの方も多いようです。任意本件にはその賠償額は任意に設定できますが、その金額によって保険料が非常に高くなるようです。
車を買ったら第一に万一のことを想定した補償などは、この国ではまだまだ普及していないようです。

事故にあっても起こしてもいやな思いをします。くれぐれも気をつけて楽しいフィリピンをお過ごしください。