日本人様

首都圏マニラは不似合いコンビの花盛り

　本年3月15日から日本への興行査証の審査が厳格化されたことに伴い、出国者数が激減、日本国内のフィリピン人芸能人が出演する店も相当の打撃を受けている現状である。しかし、本年12月くらいまではそこそこ滞在しているかもしれないが、対応の遅れた店では帰国する一方で、入国者は０状態が続いている。当然、今後は閉店を余儀なくされる店、将来性がないために閉業する店、者が急増することは眼に見えて明らかである。
　人身売買フューマントラフィッキングの最候補に挙げられアメリカ政府から指摘された最大の要因でも。
　
　業界語で「ピンチュー」日本では考えられないことでもフィリピン人はなしえてくれる傾向に狂ってしまう日本人をこのような大変失礼な表現で呼んでしまっているようである。
　日本語にきちがいにつける薬無しと言われますが、最近、首都圏マニラにはこぞって相当数の「ピンチュー殿」が来比されている。想像するに45歳から50歳くらいの方が20歳から24歳位の脱色女性と手を組み、夕刻徘徊している。マニラにはロビンソンデパート、ＳＭマニラ、ハリソンプラザの3モールがあり、特に、ロビンソンとハリソンプラザに殿が集中しているように思われる。
　モールへ出かける理由は、当然、ウインドーショッピングと称したフィリピーナの物乞いショッピングで、決してスーパーマーケットへは入らず、ブテックへ近づいていく。ＧＥＳＳＵブランドが特に好きなようで、店員もよく事情を知っており、決して廉価なブースへは案内せずしかも日本語で「コレアタラシイファッション」と高価な物を進めてくる。「タカイナ」のフィリピーナの問いに「ダイジョブ」と見栄を切る殿。コッケイな風景を見ることが出来る。ショッピングも一息、小腹をすかした各位、ジョリビーやＭＣＤ等のファーストフードにてチキンを頬張りイザ第2の物乞いへ。行く先は当然、携帯電話ショップ。特に殿は日本でも携帯をプレゼントしている関係か携帯を買え与えることに非常に堪能で慣れているように見受けられる。10枚の1万円札が両替すれば50枚以上の1000ペソ札に替わるせいなのか札キレが非常に良くなるようだ。フィリピンでは未だ３Ｄ携帯は販売されていても普及していないのだが、携帯電話の価格は非常に高額である。ＮＯＫＩＡ製のカメラ付き機種が非常に人気がある。日本国内ではボーダフォンが販売している機種恐らく４,５千円くらいかと推定されるものでも、フィリピンでは５,６万円する。何のためらいもなく(実際は振るえているのかも）買ってあげている。なんとも奇特な話である。
ショッピング袋を両脇に抱えて滞在先の安宿へ戻る姿。現地人はそれをカモと呼んでおります。
　一休み後、夕食へ出かけるようで、いつの間にやら連れが増えている。両親、兄弟その子供。通称マニラでは日本人と一つのバランガイご一行様と称しています。行く先は、日本レストランや焼肉店を好んで利用するようである。
焼肉店はここマニラは非常に高価です。和牛と称したカルビで１人前日本円で３０００円ははくだらないほど効果である。殿もある程度金勘定が出来る頃になり、カルビを注文するようであるが、それでも１人前７００円。日当が５００円の国で７００円とはとんでもない高額な食べ物である。惚れた弱みなのか振られない様にとの保険なのか笑顔（苦笑に私は見えるが）を振りまき食している。当然、日本レストランでは天婦羅三昧。付き人まで食べたことのない６匹セットの海老天婦羅。タダは本当にいいのですね。
気の毒な日本人殿へ

マニラの通常価格

ジプニー
７．５ペソ　日本人がいない場合、自腹を切る場合には決してタクシーには乗りません。
ジーパン　ローカルであれば１００ペソくらいから。バクラーランへどうぞ。ほぼ全商品１００ペソくらいから購入できます。
Ｔ-シャツ　３枚１００ペソくらいから。これもバクラーランへどうぞ。
食事　ファーストフード店ジョリビーでは、から揚げにライスが付いて１００円位から。フィリピンの方は非常に空腹に慣れており少量の食べ物で満腹感を得られます。したがって、海老天婦羅の６匹盛であれば６人で丁度の量で、殿が提供している量は留守を預かる家族分まで提供したことになるのです。気が付いたと思いますが必ず残り物をお土産に持ち帰ったと思います。・・・・・・・・・・・・・・・・
このあたりを良く見極めて財布を占めてくれるフィリピーナであれば将来は幸せです。何でもかまわず日本人が支払うのだからかまわないフィリピーナ。殿はこのような女性にお惚れになるようで。