マラテ２４時 帰った。

明日はメーデー。本当に早い。(年を取るのが）

午後３時を回った頃、友人と一緒にロビンソンで小龍包を食べて、靴屋に向かった。何気なく向かい側の通路を見た。ゲー！！！！アライコジジィだ。アライコジジィ前後左右が全く見えないほど目を細め、鼻の下２階から１階までつきそうになるほど長くしてオネーチャンと腕組んでデッキーズで買い物中。
さわやかな今日、グリーンヒルズで食べたイタリアンパスタの味がどうぞ不味くなりませぬようと神に？いや仏様へ南無阿弥陀仏！
神様やテンポラリーカトリックは一切通じなかった。仏様は通じた。極力ウィンドーショッピングを装い友人と蟹歩きで！！中間付近で振り返ったらエスカレーターで１階へ降りていく。「ヨッシャー！！！」意気揚々と靴屋で物色。
本当に日本人が多い。平均年齢５０歳以上かも？？？？白髪交じりで後頭部がいっちゃっているオヤジ殿、ジジィ殿がどういうわけか多い。

最近のオヤジ殿、ジジィ殿のファッション。

１位：スケボー用の短パンに大き目のＴシャツ。今流行のブランドサンダル。
２位：原色系のＴシャツにブルージーンズ。運動靴しかもアディダス３ラインの白。
３位：サンタフェのＴシャツに後ろポケットに刺繍の入ったジーンズ。皮の運動シューズ。
番外編：甚平に雪駄。中には寒衣に運動靴もいた。

特に今回は、バディンと日本人が本当に多い。肋骨２、３本折っていきなり括れたウエストをだし、子狸のような下っ腹出したローウエストのジーンズはいて腰を左右に１ｍも振って歩いているバディンと日本人カップル。この方たちはさすが若いようだ。その日本人のファッションやっぱり一風変わっていることは事実。
中には本当に奇特なオヤジ、ジジィ殿もいらっしゃる。姫ご一行４，５名全員買い物袋持参。めいめいの口々から「パパ　アナタココデジーンズカイナサイ」命令調でしかもでかい声張り上げて。

靴屋で靴を物色していた。年のころ２３、４歳の姫と推定年齢６０歳くらいの白髪で後頭部が完全にいかれきったジジィ殿が入ってきた。
姫「パパ　イカウ　カウナココデシューズ？」ロロと間違っていないかな？　ｍ(_　_)m
推定６０歳「イカウも靴ほしいといっていたでしょう。」
姫「エーココタカイエー」じゃ入ってくるな。
推定６０歳「大丈夫だよ靴ぐらい。買いなさい。」
姫物色し始めた。どうやらお目当ての靴があったようだ。
姫「アテー　イクラコノクツ」　姫店員に聞かなくとも値段が張ってありますが？
店員「その靴は６５００ペソです。」
姫「ディスカウントナイノ」
店員「申し訳ありません。新製品ですから。」この姫パレンケで買い物と間違っているな？店員もなんとなく無愛想に答えている。
姫「パパ　コレ　６５００ペソダウ　ダイジョウブカ」
推定６０歳「エー　６５００ペソ？」
姫「ダウ」
推定６０歳間をおいて「買えば！」　なんとなくいったものの随分高い店へ入ったという感じがひしひしと伝わるような態度。
レジへ二人で出かけ支払いを負えた。
姫「アイ　パパイカウノクツ」店内の男子物付近を物色し始め見つけ推定６０歳に見せた。靴に張ってある値段を見て。
姫「アラ　パパ　タカイナマン　コノクツ　２０００ペソダウ」自分が推定６０歳に支払わせて金額はイクラだ！！
推定６０歳「ヤスイデバ」一寸切れ掛かっているな？？？？？
支払いを済ませ両手に買い物袋を持ち１階方向へ・・・・・・・・・

物色したが本当に高い靴ばかり。何で無名のイタリアンシューズがこの値段なのか？？？理解に苦しみながら店を出た。

友人をホテルへ送っていった。ウ？？？？？？？何でこのホテルのロビーにアライコジジィが？オネーチャンがいない？しかも同世代のジジィ殿２名となにやら話し込んでいる。不吉な予感が？ひょっとしたらオネーチャンと何かトラブルでも・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・？？？？？？？
入った途端、アライコジジィがこちらを見て会釈した。笑顔で会釈で答えてみた。
アライコジジィ「どうもどうも。先ほどデパートで偶然同郷の方とあいまして、こちらのホテルと聞いたので来てみました。話に花が咲きましてね。」
在留６年目「そうですか。良かったですね同郷の方とお会いできて。」
アライコジジィ「本当に偶然です。今日の夜は同郷の方と食事しますから、一緒に行動できませんので」別に今日の夜は約束してないけど？
在留６年目「ユックリ楽しんでください。」
アライコジジィ「お連れの方もこのホテルに滞在されているのですか？」
友人「いや私の友人がこのホテルに来るといったので今来てみたのです。」友人機転が聞くというか嘘も上手いな？
アライコジジィ「次回から私もこのホテルにしようかな？」同郷人と又話し始めたのを機に我々は会釈してホテルから出ようとしたとき。
アライコジジィ「６年目さん今日は時携帯電話の電源は入っていませんでしたよ！」一瞬、ゾクー
在留６年目「昨日、充電するのを忘れまして途中でバッテリーがなくなってしまったんです。失礼いたしました。急用でもありましたか？」俺は更に嘘がうまい。
アライコジジィ「いや別に問題はなかったのですが、一応掛けてみただけです。」ゾクゾクゾクゾク　非常に背筋が寒い。
在留６年目「じゃ又」そういって足早にホテルの外へ出た。よし別の携帯電話でけ電源を入れておこう。でも何か問題があれば家に来るのだから意味がない。？Ｘ？Ｘ？ＸＸＸ

アライコジジィ殿、決して悪気で電源を切っていたり嘘を言っているのではありません。１回くらいであれば日本人のよしみで何とか。でも私どもはアナタ様の用心棒でも小間使いでもないのです。アナタが勝手に勘違いしているのではと思うのですが？？？？

アライコジジィのこの行動力には恐れ入った。明日といわず帰国日まで何事も起きませぬよう。テンポラリーカトリック教徒は恐らく先祖様が怒っていたのかも。当然何事も起こりませぬよう。　南無阿弥陀仏　合掌　　　　　カトリック様　テンポラリーでは事を起こさないように守ってくれないのですか？？？？？？？俺のタガログ語通じなかったんだきっと？？？？？？？？？？

結構アライコジジィ電話をかけているな？携帯電話を2台持っているとは気が付かないようだ。

明日は久々に事務所へ行く日。友人と叉ＫＡＹＡで飯食って部屋へ戻った。早めに風呂でも入って寝るか・・・・・・・・・・・・・・・

11時を過ぎた頃、携帯電話がなった。友人からだ。どうしても行きたい店がるから一緒にとのことでホテルへ向かいに言った。
ガード「サー、オネーチャン涙流して外へ出て行きました。」
在留6年目「そう。何かあったの？」不吉な予感
ガード「分かりません。先ほど帰宅したときにブガウに何か言われていたようでした。」
在留6年目「あそう」友人とファウラの店へ行った。日本人は誰もいない。アメリカ人ばかり。五月蝿いのだが結構気を使わずに時間が潰せるので時折。2時間ほどして、友人小腹が減ったのでラーメン。マカティの新宿ラーメンまで出かけた。年甲斐もなくばかげた話をしながら食事を終えて帰宅したのが2時30分頃。結構眠い。家に戻ったらガードが「いつも日本人が来ています。」が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ン！！！！！
ドアの前に真剣な顔してアライコジジィが立っていた。
在留6年目「明日帰国ですよね。」
アライコジジィ「そんなことはどうでもいいんですよ。オネーチャンが出て行ってしまったんです。」
在留6年目「それを言われても？？？？苦情を私に言ってくるのは筋違いですけど。？」
アライコジジィ「一緒に探していただけませんか？」
在留6年目「ハー？この時間にですか？オネーチャンだって自宅へでも戻るしかないでしょう。紹介者に聞いてみては？」
アライコジジィ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブツブツブツ」何で俺がジジィに命令されて云々と動かなければいけないの？
疫病神とはこのような事を言うのだ。探さずともオネーチャンがやっぱりきた。部屋の中へ入ってもらった。
オネーチャン「クーヤ、アヨコナ。」
在留6年目「俺を何だと思ってるんだ！俺はお前の小間使いじゃネーヨ！！」結構切れている。
オネーチャン「アライコジジィ、ホントウニヘンタイ。アサオキレバ　スグニ。カエッテクレバスグニ。ネテイレバカラダジュウサワリッパナシ。ショクジスレバ　ミハカラッタヨウニ　クスリヲノム。３０プンモスレバ　スグニハジマル。アコノ　ＸＸＸＸＸＸ　ワ　ガスガス、タラガ　アライコナマン」
在留６年目「何で俺にそのような話を振って来るの？迷惑だけど。」
アライコジジィ「私が明日帰国するからオネーチャン寂しいいんでしょうね」頓珍漢なこというなアライコジジィ。絶倫ジジィめ！！
オネーチャン「コノオカネチップダウ。３万ペソ。」
話を聞いていたら、このアライコジジィ、昨日までに２９回交渉したとか。今日はすでに５回終わっていて、オネーチャンの武器も半分壊れて異常に痛みがあるとの事。買った薬もその都度飲んでいるようで、このままでは完全に壊れてしまう。帰りたいとの事。その話をアライコジジィにどのように説明するか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アライコジジィ「このオネーチャンは本当良い娘、出来ることなら日本へつれて帰りたいくらいで。当座の生活費３万ペソ渡したら喜びまして、涙流していたんですよ。１２時頃に交渉終わったら途端出て行ったのでびっくりしました。何で携帯電話の電源入れてないんですか？」俺の勝手だ。他人へどのくらい迷惑かけているのか理解も出来ネーノカ。
これははっきり言わないと叉同じことを繰り返すに違いない絶倫ジジィ。
在留６年目「オネーチャンは貴方が求める交渉事、ゆっくり寝ることも出来ないことに恐怖感を感じているようですが？」
アライコジジィ「エー！そんなことはないな。いつも喜んでいるのに？」マッタクワカッテネーナ　イロジジィ！！
在留６年目「私も非常に迷惑です。全く関係ないにも関わらず、騒動に巻き込まれることばかり。別に私は貴方のガイドでもなければなんでもないですよ。人生の先輩なんですからそのくらいは分かりませんか？」
アライコジジィ「ハー？迷惑かけていましたか？」やっぱり分かっていない。」
在留６年目「とにかくホテルへ戻られて帰国の準備でもされて如何ですか？」
アライコジジィ「所で薬はまだ変えますか？」
在留６年目「閉店しました。今は買えません。オネーチャン、この家は俺の家、貴方達の揉め事でいちいち来ないでね。」
オネーチャン「ドウスレバイイノ、カエレバマタハジマルヨ」
在留６年目「あんたの仕事でしょう。俺には全く関係ないことだ！！」声が一寸高い。
アライコジジィ「明日このオネーチャン空港まで送ってくれるんですかね？」
在留６年目「空港へ送れといっているけど？」
オネーチャン「ガヌン。ロロコ　アシタホントウニカエルノ」
在留６年目「帰るよ！」
オネーチャン「ハイ」
在留６年目「明日送るそうです。」
アライコジジィ「やっぱり可愛いね。このオネーチャン最高。じゃ帰ります。おやすみなさい。」
迷惑コンビが帰った頃、窓の外は薄ら明るくなっていた。時計を見たらゲー５時だ。

２日の午後、オネーチャンから電話が来た。結局、アライコジジィは朝方帰ったら叉始まった。朝１０時におきたら叉始まり、１２時のチャックアウトにようやく間に合い、オネーチャンは空港へ送っていったとのこと。空港へ行く途中家に寄ったようだが、何で６年目は家にいないのかブツブツと話していたとか？

今日の夜には日本。アライコジジィマニラで付いた癖で奥様に抱きついたりしないように。

絶倫パワーアライコジジィ殿　叉来るといっていたようですが、極力こないで下さい。申し訳ありませんがＳＩＭを替えガードには引っ越したと言うように指示しておきます。