予想が外れた。

快適な金曜日の夜。日本から来た友人とカラオケへ出かけた。大笑いの貴重な時間、本当に久しぶりのカラオケ。ＧＲＯの顔がなんとなくサルに見えた。
座って２分。

「オナマエハナンデスカ。ドコノニホンスンデルデスカ？タンジョウビハイツ？？マンナカイイデスカ？？？ジュースノムダジョビカ？？？？」
なんとなく危ない日本語の応酬。わいわいガヤガヤ。０時を今日も回ってしまった。帰ろうとしたそのとき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・電話だ！番号だけが表示され名前が出ない。出なかったら又掛かってきた。渋々電話に出た。ビャビャビャバビャビー　その声はまさしくアライコジジィ。

アライコジジィ「カード電話不便なので携帯電話買いました。いやー高いですね。」
シルカ！これで又睡眠不足の素が又増えた。帰ったら電源切るぞ。？？？？？きってももドアチャイムが鳴ったらオナジダ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
快調絶倫ジジィ殿、あの活力・精力はどこから来るのだろう。精力は薬の力が多いようだが、それにしても凄い。
「ＡＮＯ　ＢＡ　ＩＹＡＮ」だ。

アライコジジィ「お忙しいですか。ところで今、時間ありますか？」
在留６年目「仕事の整理がありますが、長くなければ。」
アライコジジィ「お時間は取らせません。直ぐに行きます。」
直ぐに行きますって？俺は今カラオケを出たばかりだ？？？？？運というのは不思議なもの。家に着いたと同時にオネーチャン連れたアライコジジィとばったり。アライコジジィ顔から湧き出ている。「スケベ・スケベ・スケベ」だんだん顔のつやが良くなってきたな？？？？？？オネーチャンもげっそりとやせているようにも。でもこのオネーチャンの性格も全く理解できないな？？？？？？？？？？？？？？エレベーターに乗った途端、例の浪曲が始まった。

アライコジジィ「このオネーチャン本当に性格が良い子なんです。誰になんと言われようが５年ほど面倒見ようと思っています。オネーチャンとよく話しました。オネーチャンも快く了解してくれたので。」
在留６年目「そうですか。ところでオネーチャンとの会話は？英語ですか、日本語ですか？」
アライコジジィ「このオネーチャン殆ど日本語が分からないので、英語を交えて話しました。」英語と何を交えたのだろう？？？？日本語だ！実際にそのオネーチャン分かっているはずもないので聞いてみることにした。
在留６年目「貴方のパパさんが話した内容は理解できた？」
オネーチャン「何を言っているのかさっぱり分からないです。」やっぱり、でもそのものずばり話したら傷つくだろうし、途端に円満の笑顔が死人のような顔になってしまうのもコクな話。他人事でも結構気を使うものだ！ブツブツ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

在留６年目「貴方のことをこれから５年ほど援助したいと言っているのだけど、何か不都合ある？」
オネーチャン「本当ですか？マサヤ　ナ　アコ」といってアライコジジィのほっぺにキッス。突然のキッスに目を意図のように細めてアライコジジィ大満足モード。
在留６年目「嬉しがるのは未だ早いよ。そんなに簡単に解決できるの。置屋の契約等もあるのでしょう？」
オネーチャン「借金があります。でも大きな金額ではないので大丈夫。」
在留６年目「悪いんですけど、その借金の話には関与したくないので悪く思わないでね。必ず揉め事になるから。」
オネーチャン「どうする？」
在留６年目「俺に聞くな！」一寸切れ掛かっている６年目。

アライコジジィ「私の話よく伝えてくれました？」
在留６年目「ハイ」一応返事だけ。アライコジジィさらに目を細め、オネーチャンとイチャイチャ。この年で若いオネーチャンと一緒。分からないでもない。
アライコジジィ「よく考えた結果、月額３万円送金することにしました。オネーチャンに伝えてください。」命令調だな？オネーチャンもいることだし立場だけ尊重する振りをすることにした。
在留６年目「パパは貴方に毎月３万円送金するって言っているけど大丈夫？」
オネーチャン「３万ペソ？」俺はペソの話等いってない。円だ！
在留６年目「３万円。日本円で３万円。」
オネーチャン「ユンラン？」知るか！！！一寸切れ目で眉毛が一寸上向き加減の６年目。
在留６年目「オーケーなのだめなの。」
オネーチャン「シゲナー」ただで金貰う割には結構態度悪いな。
在留６年目「大丈夫といっています。」
アライコジジィ「そうですか。よし、これでひとつの問題は解決した。帰国したら草々にカード作ります。」
話をしていても、鼻の下１００ｍも長くし、オネーチャンの太もも辺りを触りまくっている。

置屋との契約？恐らく蓋開けたらとんでもない金額なのか、足元見た金額を提示してくるんだろうな。かといって６年目がその契約について云々といったり契約解除をする権利も義理もない。たとえ解決したとしても、何か事が起きれば６年目に火の粉が降りかかる。クワバラ　クワバラ

しかし「ユンラン」とぬかしたオネーチャンの言葉が気にかかる？・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・云々考えていた。

アライコジジィ「アシタは二人でデパートに行きます。」
在留６年目「ゴルフは？」
アライコジジィ「一寸骨休めします。さっきオネーチャンと約束しました。身に着ける思い出のものを買ってやると約束しました。ピアスが良いでしょうかね？」
在留６年目「急がば回れですが？」
アライコジジィ「たいした金額ではないので、明日オネーチャンと一緒にデパートへいってきます。」　この様子だと勝手にアライコジジィは予定を組んでいるようなので何を言っても聞く耳を持たないだろうし、女にはまるような俺ではないといっていながらにして完全に嵌っている。下手なこといってどうの項の言われる義理もない。と考えながら。

在留６年目「最初飛ばしすぎると第３コーナーあたりで腰砕けになってしまいます。自分の都合ではなく相対的に対応できるようにしたほうが？」
滅茶苦茶鼻の下だらだらと長くし、オネーチャンといちゃついている。座っていても全く落ち着きがなくソワソワモード。
途端、何を思ったかアライコジジィ席を立ち「帰ります。」
在留６年目「どうしました。」
アライコジジィ「もう我慢できない状態です。帰ります。借金は金で済むこと。金でこのオネーチャンが幸せになれるんであれば、それを俺が遣ればよい。」自分から他人へ振った内容を全く理解していないようだ？？？？？
アライコジジィ「この近辺のデパートは朝何時から開店ですか？早朝時間帯は両替できますか？」
在留６年目「１０時くらいからであればデパートで買い物が出来ます。両替は２４時間出来ます。」ゴソゴソ。ポケットから日本円を出し、これ明日両替しておいてください。オイオイ、６年目は貴方のガイドでもなければ小間使いでもない。勘違いは止めましょう。
オネーチャン「パパ　明日私が両替します。」
アライコジジィ「ナンだって？」
在留６年目「明日オネーチャンが両替するそうです。」
アライコジジィ「可愛いーね。心配ないから。明日ピアス買って上げるから。」
自分が勝手に決めているんだったら家まで来ることもない。電話をしてくるような問題でもない。
アライコジジィ「じゃ帰ります。明日、オネーチャンの両親、家族がマニラへ来るそうなので。ホテルへ戻ります。両親、家族がマニラへ来る金は先ほどＬＢＣで送金させました。送金確認が出来ているようなので、明日は家族と会い食事でもします。おやすみなさい。」と一方的に話し帰って行った。後姿を見る限り、アライコジジィ、気のせいか丸まったいた背筋伸びたようにも思える。でも足取りは一寸お疲れモード。絶倫パワーにも多少疲れが来たのか？ひょっとしたら家に来る前にすでに一回目は終わっていたのか？本当に気が早いな？？？叉フィリピンに狂話情話ができた。

神様、朝まで電話が来ないようにお願いします。テンポラリーカトリックは通じなかったので仏教徒に戻ります。南無阿弥陀仏。