バスジャック哀悼集会

29日香港で開催されたバスジャック哀悼集会。参加者数およそ8万人に膨らんだ集会。徹底した真実を調査、などとのプラカードを掲げながら香港市内を行進、ビクトリアパークで黙祷をささげ、大きな揉め事もなく終わったようです。

8万人。
書けば8万人。しかし、この数字をどのように解釈すればよいのだろうか？
「非劣賓アキノ大統領恥を知れ！」菲律宾を非劣賓と当て字にし、フィリピン国旗に見せかけたプラカードになんとなくやるせない怒りがこもっているようにも思える写真など、29日のこの行進の様子がなんと26枚も掲載されていました。
フィリピン警察当局が香港警察の調査官の捜索を拒否したこと。マニラリム市長に対する批判も相次ぎ、ますます一筋縄ではいかなくなったようにも思えるこの事件。
殺傷された方の撃たれた図を見るとほぼ一発即死状態。頭、心臓、あるいは後頭部から心臓付近などと単なる興奮状態での銃撃ではないように思えます。

14歳から58歳までの8名の方が亡くなられました。
氏名　年齢　銃撃された部分
谢廷骏 (31) 頭部中心へ一発
梁锦荣 (58) 首と腕にそれぞれ一発
梁颂仪 (14) 左胸とわきの下へそれぞれ一発
梁颂诗 (21) 脳へ一発
杨绮华 (44) 左肩から心臓方向へ貫通一発
杨绮琴 (46) 頭部中心へ一発
汪子林 (51) 左背中方向から一発
傅卓仁 (39) 左胸付近へ2発
亡くなられた皆様へ謹んでお悔やみ申し上げます。合掌
15万人とも言われる在香港フィリピン人が、危害を受けることなく在留できることを祈願します。