フィリピンりぱぶりっく狂笑国

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2010-02-04 | フィリピン
5人感電死
ラグナ州で4~7歳の子ども5人が誤って盗電用の電線に触れ感電死した。

こんな痛ましい事故が。
盗電用電線。
フィリピンではいまだに起きている盗電。
手口は様々です。

●本線の使用量メーターの手前から室内へ引き込む。(これが最も多い手口)
●使用量メーターの本体に小さな穴を開け、竹籤とうで巧妙にメーターが回らないようにする。
●本線からモロに引込み、周りの貧窮者へ売る。
但し、最近ではメラルコが必死になって盗電を防止しているにもかかわらずこういった事故が起きるのはいまだに状態的におきている証拠なのかも知れません。

一般住宅地を見て回ると面白いことがあります。
一番盗電されやすい使用量メーターの前部分。
旧スモーキーマウンテンに出来ている集合住宅地付近をご覧ください。
何であのような高い場所に電気使用メーターが設置されているのか?しかも空中に浮いたような場所。どの様な手段でメーターを確認するのだろう。
この設置方法で盗電がおおむね防止されたんだそうです。そしてメーター検視は望遠鏡で行っています。

電気ばかりではないようです。勝手に水道管に穴を開けて水泥棒から、巧妙な手口が多いのもフィリピンならではなのかもしれません。

但し、盗電は決してしないことです。
本線からの取り込み線をカットして給電を停止されます。

メラルコ職員はなぜに夜一般住宅地に現れるのか?
一目瞭然。使用量メーターを見ればその家がどのようなことをしているのかわかるからとか。

確かに収入に見合わず電気代が高いのは確かです。

昔住んでいた家の隣が、この国名物の狸腹の警察官。
近所へ自家用線を引き回して電力会社。
メラルコも頭をかけるほど、この近辺だけが電力消費量が少ない。
ほとんどの家にクーラーが完備。夜は本当に明るい。
しかし、ほとんどの家のメーターが回転しない?
毎日のように昼夜監視が続けられ、結果、その警察官が首謀者であることを突きとめたのですが・・・・・・

警察官いわく。
「俺がやったのではない。この家に住んだときからこうなっていた。」
但し、集金していたのはこの警察官。

結果として裁判沙汰になり、請求された電気代金額は住み始めた期間20年分にもなったようです。

それを支払ったか支払わなかったかは知りませんが、こういったことが日常的にいまだにおきているんです。

盗電用電線に触れて感電死。しかも5人。
首都圏の電話線を見てもわかるように、まだまだこの国が更なる発展をするにはこういったインフラ整備からはじめないと難しいのかも知れません。

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2 コメント

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盗電 (nga-nga)
2010-02-05 16:50:19
 あるブログで
”盗電されてる分も含めて我々は、電気料金を払わされている。”
と言う記事がありました。請求金額の詳細アイテムを見てみると
     System Loss charge
と言う項目があり、これが盗電引き当てに相当するんだな、と合点しました。何と使用量の
11%が引き当てられてます。
 それと、KMH当たりの料金は、P7/kwh!日本の料金とはぼ同じ!高い!!これじゃあ盗電も起こるはずだ。
 マニラは、水不足だと聞いてます。断水でもあれば盗水もまた増える事でしょう。
 前にも書きましたがISDN,ブロードバンド、電子投票の前に生活インフラの整備にお金をかけるべきでは?比国の先生方!話題性に欠ける?そうですね、でもポークバレルで懐が潤う事に違いはないでしょう。たまには大衆の役に立つ事もやるべきですよ、先生方。

 
  
返信する
本当ですね (PP)
2010-02-06 16:23:36
nga-nga様

おっしゃるとおりです。基本的な生活のインフラ整備が遅れていれば、結果として最新の設備を導入しても持ち腐れ。原発で良く知っているはずなのですが?
やはり懐が潤うのが先決なんですね。
コメントありがとうございます。
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