見栄は昔のこと

イメルダ夫人、立候補せず
イメルダ夫人が、　29日立候補届を提出するのを、フアンやマスコミ関係者などが選管事務所前で待ったが、イメルダ夫人（77）は現れなかった。
今回の選挙で、政界に復帰、マニラ市長選に出馬するのではないかとうわさされていたイメルダ氏は29日夕方にも立候補届を提出するのではと言われていた。
イメルダ夫人の広報担当者は、これまでの選挙でもマニラ市長選に出馬する計画はなかったが、立候補を求める声は根強くあったとし、イメルダ夫人は声明で、「多くの人々の支持を光栄に思い感謝している」としたうえで、「私をマニラ市長に選ぶ必要はない。私は20年間フィリピン人の母だった」と言っているとか。
２０年間フィリピン人の母。確かに貧困層はじめ、マルコス時代散々悪を行った者たちは、今でも「マルコス時代はよかった。強盗も少なく、犯罪も少なかった。」聞いているほうは、何を寝ぼけた事言ってるんだ。冗談も休み休み言え。と他人の国でありながらこのように発言してしまう。
ピープルパワーで「マルコス政権打倒」そのひとつに国費汚職。しかし、亡命後、政権を勝ち取ったアキノ氏に対してはクーデターを起こし、挙句の果てに「カワワナマン　マルコス」まったくわけのわからない民族でもある。
今回の立候補無計画。確かにフィリピン国との和解もあるものの、イメルダ婦人なかなかの切れ者。自分たちのことをよく知っているようで、自ら立候補するよりは、一人でも多くの近親者を作り、そこから集金させてもらうほうが世間からの風当たりが弱いと読んだのか。あるいは、自ら２０年間、すなわち亡命以降フィリピンの母と称し、さほど金にもならない市長に立候補するよりは、様子を伺いつつ時期大統領の座を狙っているのかも。
勝手な創造ではあるのですが、決して無きにしも非ず。
イメルダ婦人、いかなる手腕を持って鉄で出来ているアロヨ軍団の砦を崩す計画を内々に行っているのか。イメルダ婦人の動向が今後気になるフィリピンでも。
中間選挙真最中。首都圏では多額の強盗事件などが頻発中。来比される日本人の皆様、くれぐれもご用心ください。