道頓堀川

　大阪に南の繁華街にあるこの川は、かっては
汚いことが有名で、プロ野球の阪神が優勝した
際には、何人かが飛び込んで救急車に運ばれた
なんてことがありました。
　しかし、最近は浄化が進んでいて、川魚など
が泳いでいる姿が見られるそうです。

　https://www.ktv.jp/news/feature/210602/

　まあ、この川に限らずに、河川が綺麗になる
のは喜ばしい限りですが、市街地に流れる川は
下水処理場からの水を流していることが多いと
思います。
　拙宅の近所の平和の森公園というのがあり、
その公園の地下にも浄水設備があります。そこ
で浄化された水が妙正寺川に流されます。処理
された後のBOD は、基準値以下に抑えるように
浄水場が管理されているものと思います。
　そのために、川の近辺では可愛いキセキレイ
が、ちょんちょんと歩いている姿が見れるのは
嬉しいことではあります。

　しかし、海の魚介類にとって、川から流れて
くる栄養素は、大事な餌の要素でもあります。
そう考えると、浄化後の水のBOD が基準値以下
であればOKとは、単純に言えないのではないか
と思います。海の生物のことを考えると、河川
の水の BODの基準値とは、XX％以下との上限値
のみではなく、YY％以上と、下限値を設定する
必要があるのではないか、と思うのです。

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