大泉の仲間たち

大泉高校15期生の交流/親睦のためのブログです。

灰色の塊

2023-06-28 09:30:00 | 日記

 水酸化マグネシウムのことです。結晶内に水素
を蓄えます。この粉には無数の穴が空いていて、
大量の水素を蓄えることが出来ます。水素を取り
出すのには、水を掛けるだけです。
  MgH2+2H2O→Mg(OH)2+2H2

 https://www.sangyo-times.jp/article.aspx?ID=7802

 https://response.jp/article/2022/03/22/355423.html

 常温常圧で4,5cm角くらいの塊内に20リットルの
水素を蓄えることが出来るのだそうです。 500ccの
ペットボトルで 200リットルもの水素が入ることに
なります。タンクに圧縮するよりも安全性が高いで
しょうね。この物質から酸素を取り除くことにより
元に戻るそうです。それなりの装置が必要でしょう
けれどもね。
 それでも、水素の保存には安全性が保たれるので
高圧の冷却タンクに入れる液体水素よりは、扱いが
簡便です。カートリッジに入れ、それを交換という
形になるのでしょうか。湿気には気をつけるべきで
しょうね。

 ただし、水素を含ませるのにはそれなりの設備が
ある工場で行うことになるそうです。利用者は店頭
でこの塊を購入し、使用後は水素が無くなった塊を
店頭で引き取って貰う形になりそうです。つまり、
流通/販売/回収のリサイクルが、確実に行われる
ことになるのでしょう。場合によっては、コンビニ
で購入できる(交換できる)かもしれません。水素
ガスステーションがいらなくなるかも。
 携帯電話のバッテリーに使えば、カートリッジを
コンビニで購入し、その場で充電、ってことになる
よ良いですね。

 なお、ドイツではペースト状に加工した状態の物
が、研究されているようです。どうやって使うので
しょうか。かえって取り扱いが難しそうですがね。
ビンや缶には詰め易いでしょうけれど。
 しかし、これによって発生した水素で変動負荷が
大きい車のエンジンを直接回すわけにはいかないと
思います。水素を燃料電池に電気に変換し、蓄電池
を経由してモーターを廻すことになると思います。
蓄電池をバッファーとして使うのが良さそうです。
 なによりも、これは工業製品なので、リチウムの
ように、産地を選ばないのが良いと思います。だれ
でもどこでも(設備さえあれば)作れるのが良いと
思います。
 しかし、車はBEV(バッテリー車)よりもFCV の
方が、有用なのかもしれません。

          prairie@mbh.nifty.com

 



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