千葉県柏市に千葉テレビが見れないという案件に伺いました。
以前は見れていたのに気付いたら何時のまにか見れなくなっていた、というよくあるケースです。
高校野球の千葉予選を見たいそうです。この時期はこういった問い合わせが毎年何件か入ります。
まず現状の端子レベルを確認します。
高いですね。。ここで90dBμV有るという事はブースタ側で定格を超えているかもしれません。
千葉はレベルが出ていますが品質表示がされていません。
現在MXは視聴出来ていますがアンテナの方向を変えると視聴出来なくなる可能性が出てきます。今回は千葉優先という事で承りました。
屋根に上がってみます。
ハウスメーカーさんにオプションで頼んだそうですが、あまり上手な設置ではありません。どちらかというと不慣れな感じです。
支線リングが使用されていないのでアンテナの方向調整が出来ませんネ。。。持って来るのを忘れてしまったのか、最初から必要無いと思っていたのか・・
地上波は大体の方向で合わせそしてブースター出力はマックスで、というパターンですね
アンテナの向きを変えるのが難しいのでブースターの調整でどうにかならないか模索してみます。
品質が無いと、この77というのは意味の無い数値です。
結局ブースターの調整だけではどうにもならず、結局アンテナの向きを変えました。
一旦支線を解いて向きを合わせてまた、アンテナに巻き付けました。
作業後にまたテレビ端子で測ってみます。
最高値にはなりませんでしたが視聴不可にならないレベルに落ち着きました。
MXも視聴できるように調整しています。このようにMXも千葉も両方受信できてお客様にすればよかったのですが、工事としては実は中途半端な内容なんです。
本流は電波塔ごとにアンテナを設置しなければなりませんので、今回の工事ならアンテナを2本立ててレベル調整をして混合するのが正しいやり方なのですが
なかなかそこまでするのに対価を求めても誰も乗ってくれない訳です。
今回の工事はインチキと言われればそうでしょうし、安く済んで良かったと言えばそうでしょう。立場によって見方が変わりますね。
キー局は全く問題ありません。
BSも確認済みです
この度は当店にアンテナ工事をご依頼頂き誠に有難うございます。
今後とも宜しくお願い致します。