千葉県野田市内のお宅に伺いました。
リビングのエアコンが使えないということでインターネット業者を探してきてもらったが
「異常は有りません電気は来ています」と言って点検費用として15,000円を請求して帰ってしまったそうです。
分電盤の交換をする場合は30万円とも言っていたそうです。
まあ典型的なインチキ業者ですね。
その業者が帰った後2階の部屋の電気も使えなくなったそうで、当店にご連絡を頂いたそうです。
こちらが分電盤ですがエアコンのブレーカーが黒く変色しています。
これもそのインチキ業者に言ったらしいですが話が通じなかったようです。
確かにブレーカーは上がっています。
2階のブレーカーはここです。
感触が変なのでブレーカー自体の故障みたいです。
なぜこのタイミングだったのか分かりません。
ネジが黒く変色しています(エアコンのブレーカー)
上部が盛り上がって変形しています。
外そうとしても外れないので隣のブレーカーと一緒に外しました。
熱でくっついてしまったようです。めっちゃ怖いですね。
エアコンのブレーカー位置をそのまま使用するのは怖いので別の使っていない部屋のエアコン回路に移動させました。
2階の部屋のブレーカーは交換で電気が使用できるようになりました。
エアコンのブレーカーが変形した理由はたぶんエアコン工事の際200Vエアコンを入れたので
電圧切り替えを行い、ネジを締め忘れて接触不良の状態になっていたからだと思います。
火事寸前の原因を作ったのはエアコン工事業者だと思います。
現在のパナソニックの分電盤はネジの締め忘れ等、人的ミスを極力減らすため
分岐ブレーカーに関してはネジ締め作業は有りませんよね。
河村電器も現在はネジ締めは無いと思います。それだけ人為的な事故事例が多いのでしょう。
2階のブレーカーが突然故障した理由を考えてみましたがひょっとすると
予め持っていた故障したブレーカーと不安を煽るため交換した可能性もあるな・・・と思いました。
昔シロアリの点検で床下に潜った業者が自身で持ち込んだシロアリを見せて仕事の依頼を得るという
話と似た手口。
これは行き過ぎた話かもしれないですが業者選びは慎重にした方が良いですね。
検索して出てくるスポンサー枠には絶対連絡しない、
「最短何分で伺います」も嘘、資格とか記載されている内容の殆どが嘘だと思った方が良いでしょう。
くらしのマーケットやゼヒトモなんかの大手もマッチングしているだけで実際にトラブルが起きた場合は
当事者同士で解決することが基本なので結局は自己責任になります。
色んな所で警鐘されても騙される人は結局騙されるので騙す方も減らないんですね。
騙されてしまったと思ったら今回のようにすぐに諦めて他業社を探すのが良いでしょう。
ご依頼頂き誠に有難うございます。