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絶好調~、自民の派閥全開

2007-10-11 | Weblog
絶好調~、自民の派閥全開
 福田新内閣の下での国会の論戦は、10月9日の衆議院予算委員会を皮切りに本格化する。今国会では、泥沼状態の年金問題に加え、安倍前総理を辞任に追い込んだインド洋での給油・水活動の継続問題や「政治とカネ」の問題などを巡り厳しい攻防が予想される。
 福田総理は、所信表明演説で、これらの問題について民主党など野党との協議の姿勢を強調しており、その姿勢は好感が持てる。
 これを後押しするように、森元総理(町村・中川派最高顧問)が「話し合いが大事だ」としつつ、「民主党も聞く耳を持たずに、将来政権を担うことが出来るのか」と民主党を批判した。それじゃあ後押しにはならず、挑発しているに等しい。
 2005年9月、郵政民営化に象徴される改革推進の是非を問う衆議院総選挙において自民党が300議席を超える議席を獲得した。この時の多数を背景として、教育基本法の改正、国民投票法など、政党を問わず全国民に関係する法律を数で押し切り、また、靖国神社参拝問題や従軍慰安婦問題等の歴史認識につき議論を蒸し返すなど、復古的な姿勢を強行に推し進めて来たのは自民党ではなかったのか。更に、泥沼化した年金問題や行政改革の遅れなどを許してきたのも自民党ではないのか。それが、7月の参議院選挙で大敗し、参議院での第一党の座を失うと、協議、協議と強要するのはご都合主義も良いところではないだろうか。度重なる強行採決が参院選の敗因の一つではなかったのか。7月29日の参院選で自民党が大敗した直後に、安倍総理(当時)の「続投」を口にしたのが森元総理であったが、安倍政権は大敗の重圧に耐え切れなかった。民意に耳を貸さなかったのは自民党自身ではないのか。本来、与野党がどうあれ、広く国民生活に関係する事項は、協議を尽くし、党利を超えて、なるべく多くの国民の利益を増進するよう努力すべきであろう。
 ところで10月4日、小泉元総理が出身派閥である町村派総会に森元総理と並んで、ゲストとして6年半振りに出席した。その際、小泉元総理は、小沢一郎代表や鳩山由紀夫幹事長など、民主党の要路は、「元自民党」だと述べると共に、「かつては小沢さんのグループ(旧竹下派)が主流派で、我々は反主流たったが、今は民主党が反主流だ」などと小泉節を披露し盛り上がったそうだ。小泉元総理は、01年4月の同党総裁選において、派閥政治を批判し「自民党をぶち壊す」と述べ、派閥の密室政治から、民意が反映する開かれた政治に変わるのではないかと国民にある種の期待を与えた。しかし、総理を辞職して1年後に、「ゲスト」としてではあるが、出身派閥の総会に出席し、主流派だ、反主流だと派閥の論理を展開するのはいかがなものか。がっかりだよー。(_ _)
派閥政治や密室政治に反対であれば、派閥を飛び出し、新しい政党を作り、国民の前に考えを明らかにする方が潔いし、何よりも国民に分りやすいのではないか。
 官邸は町村・中川派、党4役にはその他の派閥の領袖が就いている。来る総選挙に向けて党の公認候補調整を行なう選挙対策委員長には古賀元官房長(古賀派)が就任していると共に、広報局長には、郵政民営化に反対し、復党した野田(聖)議員が就いた。これで郵政民営化など改革路線への「抵抗勢力」は復権することになる。逆に微妙な立場に立たされているのが民営化、改革推進で当選した「小泉チルドレン」だ。次の選挙は微妙~。適当な派閥を探すか、党を出るか? ん~ん、微妙~。いずれにしても、公認調整は時間が掛かり、もめそう~。(_ _)
コメント
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