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平成の本音 スポーツとカネと政治!

2010-03-13 | Weblog
平成の本音 スポーツとカネと政治!
 2月のヴァンンクーバー冬季オリンピックは感動と落胆を残して幕を閉じた。事前の期待に反し、日本は銀メダル2、銅メダル3に終わった。それぞれの選手にはご苦労様と言いたいが、韓国は金メダル6を含め合計14、中国も金メダル5など合計11獲得しており、事前の振れ込みに反し金メダルはゼロ~で、最後にパシュートで頑張りを見せたものの低調な結果に終わった。
 韓国勢などの活躍から、日本ではメダリストへの国や企業による報奨金やスポーツ支援が不十分ではないかとの指摘が各方面から出された。今回選手団長となった橋本聖子参議院議員(野党自民党)も閉幕後の記者会見で、そのような支援があれば選手の励みになる旨述べ、政府のスポーツ振興支援を訴えていた。メダルも金だけではないし、カネだけではないだろうと思うが、確かに、日本は企業もそうだが、政府もスポーツには余りカネを掛けたがらないのも事実である。
 公立、私立を問わず、国の関心は偏差値や学力に向いており、体力向上やスポーツには余り関心が向いていない。世界第2位の経済大国と言われながらも、学生が日常的に利用出来るスポーツ施設も貧弱だ。その上、今年中には世界第3位に転落するのでテンションは逆に下がる恐れが強い。民主党の政府関係事業の「事業仕分け」においても、必要な作業ではあるが、要するに民主党がマニフェストで示した子ども手当や高校の授業無償化などの目玉政策の財源確保が直接の目的であるため、スポーツ、文化や科学技術の振興などには不熱心で、手厳しく切り込んでいる。次世代スパコンが“どうして世界1でなくてはいけないんですか!? 2位じゃやいけないんですか!?”と迫った同党議員がいた。お笑い芸人のツッコミとしては笑えるが、ナンセンスな質問だ。どうやったら2位になれるのか。1位を目指した結果2位になることはあるが、世界中が競い合っている時に、日本は2位を目指して頑張りますというような目標をたてるのか。そんなことでは入賞も難しい可能性が強い。それこそ事業仕分けの対象だ。政権を取って有頂天になっているのだろうが、国民をバカにするのではない。
 現在の民主党政権には将来の国家像やビジョンも無く、それを考えるゆとりや寛容さも感じられない。鳩山首相の“友愛精神”は鳩山家代々の政治姿勢であり、そこに共鳴を感じる国民も少なくないだろうが、多くの民主党議員はもとより、各大臣・副大臣、政務官に接するとやけに威圧的であったり、過剰に切り込み意識が強かったりで、友愛精神などは全く共有されていないことが分かる。霞ヶ関では、大臣他は皆“テン張っている”状態と言われており、“友愛精神”どころか民主党関係者以外には“戦闘モード”をあらわにしているようだ。
 民主党政権がこれらスポーツ、文化や科学技術の振興などに不熱心な理由の背景には“政治”が見え隠れする。今回のオリンピックの選手団長は、野党自民党の橋本議員である上、オリンピック日本委員会の理事に、同議員の他、森元首相が入っており、現与党議員は1人も入っていない。しかも橋本議員は日本スケート連盟会長を務め、森元首相は日本体育協会会長、日本ラグビーフットボール協会会長、日本トランポリン協会会長などを務めており、戦後半世紀に亘る自民党政権の下で日本のスポーツ界を牛耳り、支持基盤にしていることは明らかだ。だからこれらのスポーツ関係組織や関係者が民主党政権にスポーツ振興支援を訴えても同政権が熱心にはなれない。スポーツもカネと政治のようだ。それも政治の現実である。
 政権交代後半年くらいはそのままでも良いが、本来であればこれら旧与党議員はこれらの役職等を辞すべきなのであろう。また今後も政権交代があることを前提として、スポーツ関係団体、特に非政治性が求められるオリンピック関係団体などは、議員を含め政治関係者は役員にしないなど、なるべく政治的に中立な組織にして行くことが望まれる。
 この点は、各国との友好議員連盟も同様のようだ。多くの友好議員連盟の会長職などは従来自民党議員が占めていたが、政権交代後も野党自民党が主要ポストを引き続き務めている場合が多いため、各国との議員レベルでの交流が停滞気味となっている。そのため各国から各省庁の大臣クラスが訪日しても、各省庁の大臣はもとより、副大臣、政務官も“テン張っている”状態で各国の賓客に会っている余裕もなく、その意識もないようだ。それだけに友好議員連盟の役割が期待されるのだが、機能していない場合が多い。各国との友好議員連盟なども本来超党派であることが望ましいが、政権が交代したら速やかに役職者も交代し、新しい体制で活動することが望ましい。(03.10.)
(All Rights Reserved.)(不許無断引用)
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2010-03-13 | Weblog
平成の本音 スポーツとカネと政治!
 2月のヴァンンクーバー冬季オリンピックは感動と落胆を残して幕を閉じた。事前の期待に反し、日本は銀メダル2、銅メダル3に終わった。それぞれの選手にはご苦労様と言いたいが、韓国は金メダル6を含め合計14、中国も金メダル5など合計11獲得しており、事前の振れ込みに反し金メダルはゼロ~で、最後にパシュートで頑張りを見せたものの低調な結果に終わった。
 韓国勢などの活躍から、日本ではメダリストへの国や企業による報奨金やスポーツ支援が不十分ではないかとの指摘が各方面から出された。今回選手団長となった橋本聖子参議院議員(野党自民党)も閉幕後の記者会見で、そのような支援があれば選手の励みになる旨述べ、政府のスポーツ振興支援を訴えていた。メダルも金だけではないし、カネだけではないだろうと思うが、確かに、日本は企業もそうだが、政府もスポーツには余りカネを掛けたがらないのも事実である。
 公立、私立を問わず、国の関心は偏差値や学力に向いており、体力向上やスポーツには余り関心が向いていない。世界第2位の経済大国と言われながらも、学生が日常的に利用出来るスポーツ施設も貧弱だ。その上、今年中には世界第3位に転落するのでテンションは逆に下がる恐れが強い。民主党の政府関係事業の「事業仕分け」においても、必要な作業ではあるが、要するに民主党がマニフェストで示した子ども手当や高校の授業無償化などの目玉政策の財源確保が直接の目的であるため、スポーツ、文化や科学技術の振興などには不熱心で、手厳しく切り込んでいる。次世代スパコンが“どうして世界1でなくてはいけないんですか!? 2位じゃやいけないんですか!?”と迫った同党議員がいた。お笑い芸人のツッコミとしては笑えるが、ナンセンスな質問だ。どうやったら2位になれるのか。1位を目指した結果2位になることはあるが、世界中が競い合っている時に、日本は2位を目指して頑張りますというような目標をたてるのか。そんなことでは入賞も難しい可能性が強い。それこそ事業仕分けの対象だ。政権を取って有頂天になっているのだろうが、国民をバカにするのではない。
 現在の民主党政権には将来の国家像やビジョンも無く、それを考えるゆとりや寛容さも感じられない。鳩山首相の“友愛精神”は鳩山家代々の政治姿勢であり、そこに共鳴を感じる国民も少なくないだろうが、多くの民主党議員はもとより、各大臣・副大臣、政務官に接するとやけに威圧的であったり、過剰に切り込み意識が強かったりで、友愛精神などは全く共有されていないことが分かる。霞ヶ関では、大臣他は皆“テン張っている”状態と言われており、“友愛精神”どころか民主党関係者以外には“戦闘モード”をあらわにしているようだ。
 民主党政権がこれらスポーツ、文化や科学技術の振興などに不熱心な理由の背景には“政治”が見え隠れする。今回のオリンピックの選手団長は、野党自民党の橋本議員である上、オリンピック日本委員会の理事に、同議員の他、森元首相が入っており、現与党議員は1人も入っていない。しかも橋本議員は日本スケート連盟会長を務め、森元首相は日本体育協会会長、日本ラグビーフットボール協会会長、日本トランポリン協会会長などを務めており、戦後半世紀に亘る自民党政権の下で日本のスポーツ界を牛耳り、支持基盤にしていることは明らかだ。だからこれらのスポーツ関係組織や関係者が民主党政権にスポーツ振興支援を訴えても同政権が熱心にはなれない。スポーツもカネと政治のようだ。それも政治の現実である。
 政権交代後半年くらいはそのままでも良いが、本来であればこれら旧与党議員はこれらの役職等を辞すべきなのであろう。また今後も政権交代があることを前提として、スポーツ関係団体、特に非政治性が求められるオリンピック関係団体などは、議員を含め政治関係者は役員にしないなど、なるべく政治的に中立な組織にして行くことが望まれる。
 この点は、各国との友好議員連盟も同様のようだ。多くの友好議員連盟の会長職などは従来自民党議員が占めていたが、政権交代後も野党自民党が主要ポストを引き続き務めている場合が多いため、各国との議員レベルでの交流が停滞気味となっている。そのため各国から各省庁の大臣クラスが訪日しても、各省庁の大臣はもとより、副大臣、政務官も“テン張っている”状態で各国の賓客に会っている余裕もなく、その意識もないようだ。それだけに友好議員連盟の役割が期待されるのだが、機能していない場合が多い。各国との友好議員連盟なども本来超党派であることが望ましいが、政権が交代したら速やかに役職者も交代し、新しい体制で活動することが望ましい。(03.10.)
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 2月のヴァンンクーバー冬季オリンピックは感動と落胆を残して幕を閉じた。事前の期待に反し、日本は銀メダル2、銅メダル3に終わった。それぞれの選手にはご苦労様と言いたいが、韓国は金メダル6を含め合計14、中国も金メダル5など合計11獲得しており、事前の振れ込みに反し金メダルはゼロ~で、最後にパシュートで頑張りを見せたものの低調な結果に終わった。
 韓国勢などの活躍から、日本ではメダリストへの国や企業による報奨金やスポーツ支援が不十分ではないかとの指摘が各方面から出された。今回選手団長となった橋本聖子参議院議員(野党自民党)も閉幕後の記者会見で、そのような支援があれば選手の励みになる旨述べ、政府のスポーツ振興支援を訴えていた。メダルも金だけではないし、カネだけではないだろうと思うが、確かに、日本は企業もそうだが、政府もスポーツには余りカネを掛けたがらないのも事実である。
 公立、私立を問わず、国の関心は偏差値や学力に向いており、体力向上やスポーツには余り関心が向いていない。世界第2位の経済大国と言われながらも、学生が日常的に利用出来るスポーツ施設も貧弱だ。その上、今年中には世界第3位に転落するのでテンションは逆に下がる恐れが強い。民主党の政府関係事業の「事業仕分け」においても、必要な作業ではあるが、要するに民主党がマニフェストで示した子ども手当や高校の授業無償化などの目玉政策の財源確保が直接の目的であるため、スポーツ、文化や科学技術の振興などには不熱心で、手厳しく切り込んでいる。次世代スパコンが“どうして世界1でなくてはいけないんですか!? 2位じゃやいけないんですか!?”と迫った同党議員がいた。お笑い芸人のツッコミとしては笑えるが、ナンセンスな質問だ。どうやったら2位になれるのか。1位を目指した結果2位になることはあるが、世界中が競い合っている時に、日本は2位を目指して頑張りますというような目標をたてるのか。そんなことでは入賞も難しい可能性が強い。それこそ事業仕分けの対象だ。政権を取って有頂天になっているのだろうが、国民をバカにするのではない。
 現在の民主党政権には将来の国家像やビジョンも無く、それを考えるゆとりや寛容さも感じられない。鳩山首相の“友愛精神”は鳩山家代々の政治姿勢であり、そこに共鳴を感じる国民も少なくないだろうが、多くの民主党議員はもとより、各大臣・副大臣、政務官に接するとやけに威圧的であったり、過剰に切り込み意識が強かったりで、友愛精神などは全く共有されていないことが分かる。霞ヶ関では、大臣他は皆“テン張っている”状態と言われており、“友愛精神”どころか民主党関係者以外には“戦闘モード”をあらわにしているようだ。
 民主党政権がこれらスポーツ、文化や科学技術の振興などに不熱心な理由の背景には“政治”が見え隠れする。今回のオリンピックの選手団長は、野党自民党の橋本議員である上、オリンピック日本委員会の理事に、同議員の他、森元首相が入っており、現与党議員は1人も入っていない。しかも橋本議員は日本スケート連盟会長を務め、森元首相は日本体育協会会長、日本ラグビーフットボール協会会長、日本トランポリン協会会長などを務めており、戦後半世紀に亘る自民党政権の下で日本のスポーツ界を牛耳り、支持基盤にしていることは明らかだ。だからこれらのスポーツ関係組織や関係者が民主党政権にスポーツ振興支援を訴えても同政権が熱心にはなれない。スポーツもカネと政治のようだ。それも政治の現実である。
 政権交代後半年くらいはそのままでも良いが、本来であればこれら旧与党議員はこれらの役職等を辞すべきなのであろう。また今後も政権交代があることを前提として、スポーツ関係団体、特に非政治性が求められるオリンピック関係団体などは、議員を含め政治関係者は役員にしないなど、なるべく政治的に中立な組織にして行くことが望まれる。
 この点は、各国との友好議員連盟も同様のようだ。多くの友好議員連盟の会長職などは従来自民党議員が占めていたが、政権交代後も野党自民党が主要ポストを引き続き務めている場合が多いため、各国との議員レベルでの交流が停滞気味となっている。そのため各国から各省庁の大臣クラスが訪日しても、各省庁の大臣はもとより、副大臣、政務官も“テン張っている”状態で各国の賓客に会っている余裕もなく、その意識もないようだ。それだけに友好議員連盟の役割が期待されるのだが、機能していない場合が多い。各国との友好議員連盟なども本来超党派であることが望ましいが、政権が交代したら速やかに役職者も交代し、新しい体制で活動することが望ましい。(03.10.)
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 2月のヴァンンクーバー冬季オリンピックは感動と落胆を残して幕を閉じた。事前の期待に反し、日本は銀メダル2、銅メダル3に終わった。それぞれの選手にはご苦労様と言いたいが、韓国は金メダル6を含め合計14、中国も金メダル5など合計11獲得しており、事前の振れ込みに反し金メダルはゼロ~で、最後にパシュートで頑張りを見せたものの低調な結果に終わった。
 韓国勢などの活躍から、日本ではメダリストへの国や企業による報奨金やスポーツ支援が不十分ではないかとの指摘が各方面から出された。今回選手団長となった橋本聖子参議院議員(野党自民党)も閉幕後の記者会見で、そのような支援があれば選手の励みになる旨述べ、政府のスポーツ振興支援を訴えていた。メダルも金だけではないし、カネだけではないだろうと思うが、確かに、日本は企業もそうだが、政府もスポーツには余りカネを掛けたがらないのも事実である。
 公立、私立を問わず、国の関心は偏差値や学力に向いており、体力向上やスポーツには余り関心が向いていない。世界第2位の経済大国と言われながらも、学生が日常的に利用出来るスポーツ施設も貧弱だ。その上、今年中には世界第3位に転落するのでテンションは逆に下がる恐れが強い。民主党の政府関係事業の「事業仕分け」においても、必要な作業ではあるが、要するに民主党がマニフェストで示した子ども手当や高校の授業無償化などの目玉政策の財源確保が直接の目的であるため、スポーツ、文化や科学技術の振興などには不熱心で、手厳しく切り込んでいる。次世代スパコンが“どうして世界1でなくてはいけないんですか!? 2位じゃやいけないんですか!?”と迫った同党議員がいた。お笑い芸人のツッコミとしては笑えるが、ナンセンスな質問だ。どうやったら2位になれるのか。1位を目指した結果2位になることはあるが、世界中が競い合っている時に、日本は2位を目指して頑張りますというような目標をたてるのか。そんなことでは入賞も難しい可能性が強い。それこそ事業仕分けの対象だ。政権を取って有頂天になっているのだろうが、国民をバカにするのではない。
 現在の民主党政権には将来の国家像やビジョンも無く、それを考えるゆとりや寛容さも感じられない。鳩山首相の“友愛精神”は鳩山家代々の政治姿勢であり、そこに共鳴を感じる国民も少なくないだろうが、多くの民主党議員はもとより、各大臣・副大臣、政務官に接するとやけに威圧的であったり、過剰に切り込み意識が強かったりで、友愛精神などは全く共有されていないことが分かる。霞ヶ関では、大臣他は皆“テン張っている”状態と言われており、“友愛精神”どころか民主党関係者以外には“戦闘モード”をあらわにしているようだ。
 民主党政権がこれらスポーツ、文化や科学技術の振興などに不熱心な理由の背景には“政治”が見え隠れする。今回のオリンピックの選手団長は、野党自民党の橋本議員である上、オリンピック日本委員会の理事に、同議員の他、森元首相が入っており、現与党議員は1人も入っていない。しかも橋本議員は日本スケート連盟会長を務め、森元首相は日本体育協会会長、日本ラグビーフットボール協会会長、日本トランポリン協会会長などを務めており、戦後半世紀に亘る自民党政権の下で日本のスポーツ界を牛耳り、支持基盤にしていることは明らかだ。だからこれらのスポーツ関係組織や関係者が民主党政権にスポーツ振興支援を訴えても同政権が熱心にはなれない。スポーツもカネと政治のようだ。それも政治の現実である。
 政権交代後半年くらいはそのままでも良いが、本来であればこれら旧与党議員はこれらの役職等を辞すべきなのであろう。また今後も政権交代があることを前提として、スポーツ関係団体、特に非政治性が求められるオリンピック関係団体などは、議員を含め政治関係者は役員にしないなど、なるべく政治的に中立な組織にして行くことが望まれる。
 この点は、各国との友好議員連盟も同様のようだ。多くの友好議員連盟の会長職などは従来自民党議員が占めていたが、政権交代後も野党自民党が主要ポストを引き続き務めている場合が多いため、各国との議員レベルでの交流が停滞気味となっている。そのため各国から各省庁の大臣クラスが訪日しても、各省庁の大臣はもとより、副大臣、政務官も“テン張っている”状態で各国の賓客に会っている余裕もなく、その意識もないようだ。それだけに友好議員連盟の役割が期待されるのだが、機能していない場合が多い。各国との友好議員連盟なども本来超党派であることが望ましいが、政権が交代したら速やかに役職者も交代し、新しい体制で活動することが望ましい。(03.10.)
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 2月のヴァンンクーバー冬季オリンピックは感動と落胆を残して幕を閉じた。事前の期待に反し、日本は銀メダル2、銅メダル3に終わった。それぞれの選手にはご苦労様と言いたいが、韓国は金メダル6を含め合計14、中国も金メダル5など合計11獲得しており、事前の振れ込みに反し金メダルはゼロ~で、最後にパシュートで頑張りを見せたものの低調な結果に終わった。
 韓国勢などの活躍から、日本ではメダリストへの国や企業による報奨金やスポーツ支援が不十分ではないかとの指摘が各方面から出された。今回選手団長となった橋本聖子参議院議員(野党自民党)も閉幕後の記者会見で、そのような支援があれば選手の励みになる旨述べ、政府のスポーツ振興支援を訴えていた。メダルも金だけではないし、カネだけではないだろうと思うが、確かに、日本は企業もそうだが、政府もスポーツには余りカネを掛けたがらないのも事実である。
 公立、私立を問わず、国の関心は偏差値や学力に向いており、体力向上やスポーツには余り関心が向いていない。世界第2位の経済大国と言われながらも、学生が日常的に利用出来るスポーツ施設も貧弱だ。その上、今年中には世界第3位に転落するのでテンションは逆に下がる恐れが強い。民主党の政府関係事業の「事業仕分け」においても、必要な作業ではあるが、要するに民主党がマニフェストで示した子ども手当や高校の授業無償化などの目玉政策の財源確保が直接の目的であるため、スポーツ、文化や科学技術の振興などには不熱心で、手厳しく切り込んでいる。次世代スパコンが“どうして世界1でなくてはいけないんですか!? 2位じゃやいけないんですか!?”と迫った同党議員がいた。お笑い芸人のツッコミとしては笑えるが、ナンセンスな質問だ。どうやったら2位になれるのか。1位を目指した結果2位になることはあるが、世界中が競い合っている時に、日本は2位を目指して頑張りますというような目標をたてるのか。そんなことでは入賞も難しい可能性が強い。それこそ事業仕分けの対象だ。政権を取って有頂天になっているのだろうが、国民をバカにするのではない。
 現在の民主党政権には将来の国家像やビジョンも無く、それを考えるゆとりや寛容さも感じられない。鳩山首相の“友愛精神”は鳩山家代々の政治姿勢であり、そこに共鳴を感じる国民も少なくないだろうが、多くの民主党議員はもとより、各大臣・副大臣、政務官に接するとやけに威圧的であったり、過剰に切り込み意識が強かったりで、友愛精神などは全く共有されていないことが分かる。霞ヶ関では、大臣他は皆“テン張っている”状態と言われており、“友愛精神”どころか民主党関係者以外には“戦闘モード”をあらわにしているようだ。
 民主党政権がこれらスポーツ、文化や科学技術の振興などに不熱心な理由の背景には“政治”が見え隠れする。今回のオリンピックの選手団長は、野党自民党の橋本議員である上、オリンピック日本委員会の理事に、同議員の他、森元首相が入っており、現与党議員は1人も入っていない。しかも橋本議員は日本スケート連盟会長を務め、森元首相は日本体育協会会長、日本ラグビーフットボール協会会長、日本トランポリン協会会長などを務めており、戦後半世紀に亘る自民党政権の下で日本のスポーツ界を牛耳り、支持基盤にしていることは明らかだ。だからこれらのスポーツ関係組織や関係者が民主党政権にスポーツ振興支援を訴えても同政権が熱心にはなれない。スポーツもカネと政治のようだ。それも政治の現実である。
 政権交代後半年くらいはそのままでも良いが、本来であればこれら旧与党議員はこれらの役職等を辞すべきなのであろう。また今後も政権交代があることを前提として、スポーツ関係団体、特に非政治性が求められるオリンピック関係団体などは、議員を含め政治関係者は役員にしないなど、なるべく政治的に中立な組織にして行くことが望まれる。
 この点は、各国との友好議員連盟も同様のようだ。多くの友好議員連盟の会長職などは従来自民党議員が占めていたが、政権交代後も野党自民党が主要ポストを引き続き務めている場合が多いため、各国との議員レベルでの交流が停滞気味となっている。そのため各国から各省庁の大臣クラスが訪日しても、各省庁の大臣はもとより、副大臣、政務官も“テン張っている”状態で各国の賓客に会っている余裕もなく、その意識もないようだ。それだけに友好議員連盟の役割が期待されるのだが、機能していない場合が多い。各国との友好議員連盟なども本来超党派であることが望ましいが、政権が交代したら速やかに役職者も交代し、新しい体制で活動することが望ましい。(03.10.)
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