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平成の「変」-たかが参議院補選、されど国政レベル選挙

2009-10-24 | Weblog
平成の「変」-たかが参議院補選、されど国政レベル選挙
 10月25日、神奈川県と静岡県で参議院議員の補欠選挙が実施される。補欠選挙であるので影響は限定的となるが、参院で第一党民主党は単独では過半数を制していないので、一議席でも追加されれば9月の衆院選での勝利の勢いが追認される形となり、大きな意味がある。
 他方、野党となった自民党が勝利すれば、民主党が推進しようとしている予算の無駄や浪費の削減、政治主導の行財政、主体性を持った外交など、各種の見直し作業への抵抗や増税待望論などの雑音が力を得る可能性がある。
 民主党政権が発足して1か月余りが経つ。前政権がまとめた約14兆円の補正予算の内、3兆円近くが凍結されることになった。内々の目標であった3兆円に届かなかったとして批判的な論調もあるが、14兆円の補正予算の内3兆円近くが使わなくても良いような事項であったことは驚きであると共に、短期間の見直しでよくぞ3兆円もの予算を凍結出来たものでありと、画期的である。民主党政権の努力と決意の結果と思われるが、国民の大きな支持と期待があったからこそ可能となったと言えよう。
 もしここで自民党などの野党が力を得れば、自・公両党と官僚の抵抗勢力や自・公政権を支持して来た評論家や論客、コメンテーターの雑音が増し、旧態依然の行政慣行や意識の大変革の試みは進め難くなると共に、政治が不安定化する恐れがある。
 9月に国民は民主党に4年間政権を託した。マニフェストで国民に示された公約や見直しは、どれ一つを取っても既成の利益団体や既得権益グループの根強い抵抗を受けることは避けられないことであるので、一挙に全てを実現することは困難であり、またその必要もない。4年間あるので、緊急性や優先度の高いものから一つ一つ着実に実施して行き、4年後に国民の審判を受ければ良い。
 9月に折角現政権を選んだわけであるので、国民、有権者としては、現政権に与えた期待と支援を補選でも与え、多少のドタバタがあったとしても、現政権に4年間やらせてみるという覚悟が必要なのであろう。(09.10.)
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