■韓国映画「ジョゼと虎と魚たち」 予告
2020年の韓国映画
田辺聖子の同名短編小説を妻夫木聡と池脇千鶴を迎えて実写映画化した『ジョゼと虎と魚たち』。
その年の数々の映画賞を受賞し、20年近く経った今も全く色褪ることなく、
青春恋愛映画の金字塔として愛され続けている。
日本映画史に足跡を残した珠玉作が、韓国映画界の手によってリメイクされ、
新たな究極の純愛ラブストーリーとして生まれ変わる──。
主人公のジョゼを演じたのは「知ってるワイフ」や「ある春の夜に」などに出演し、
韓国ドラマ界で“ラブコメの女王”として活躍するハン・ジミン。
そして、青年ヨンソク役には「スタートアップ:夢の扉」「二十五、二十一」に主演するなど、
いま最もホットな若手俳優ナム・ジュヒョク。
監督を務めたキム・ジョングァンは、日本実写版のエッセンスを巧みに取り入れながら、
四季が織りなす映像美を背景に、官能的でみずみずしい美しさにあふれた二人の物語を撮り上げた。
(Webより抜粋)
■韓国映画「ジョゼと虎と魚たち」
ナム・ジュヒョクくんの見逃していた映画を観ました。
ハン・ジミンさんは「私たちのブルース」以来の鑑賞でした。
お二人は「まぶしくて ー私たちの輝く時間」でも共演していましたが、
またひと味違う作品でした。
ジョゼがヨンソクと出会ってから、警戒心が解けてずっと強がりで同情を嫌い
自分で殻を作って、本当は誰かに寄り添いたいのを我慢しているところが
障害を持っているがために、世間から自分を隔離しているようでした。
それに対して、裕福な家庭で育ちながらその環境は決して幸せではなく、
一風変わったジョゼが気になって、何かと世話を焼いてしまう優しさの表現が
ジュヒョクくんならではの演技でとても繊細で良かったです。
こういう作品での表情やセリフの言い方がちょっと面白くてとても好きでした。
お互いに全く違う環境で育ち、本当は惹かれ合いながらも、
好きだからこそ相手の幸せを願って離れていく
結末が本当に悲しすぎた作品でした。
■STORY
卒業を控えた大学生のヨンソク(ナム・ジュヒョク)は、
ある日、道端に倒れている車椅子の女性(ハン・ジミン)に遭遇する。
彼女家まで送り届けたヨンソクは、お礼に夕飯を振る舞われる。
足が不自由な彼女は祖母と二人で暮らしていた。
ジョゼと名乗る彼女は本で知識を得ることが好きで、独特な感性をもつ。
そんな自分だけの世界観をもつ魅力的なジョゼに、
ヨンソクは段々と興味をもっていく。
時々ジョゼの家を訪れるようになったヨンソクは、ジョゼには親がいなく、
養護施設から逃げ出し、おばあさんに拾われてから自分の世界に閉じこもっている事を知る。
その事実を知り、ジョゼへの想いを強くしたヨンソクは、
大学の女友達のツテを頼って、市の補助金でジョゼの家の改装にこぎつける。
だが、ヨンソクと女友達の親密そうな雰囲気を察したジョゼは彼を拒絶するのだった─。
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