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金弘道(キム・ホンド)と申潤福(シン・ユンボク) 【二人の天才画家】

2015-11-02 | 韓国史劇・ドラマ・映画

「風の絵師」を観終わりました。
20話すべてが面白かったです。

ストーリーがとてもよく出来ていて、現代に残る名画を組み込んで
話が進んでいくところがとても面白かったです。


シン・ユンボクが男装して御真画師を目指し父を殺した犯人を追う理由、
師匠と親友を殺された謎を追うキム・ホンド、正租が父を陥れた真相を
突き止めようとするこの3つのストーリーが絶妙に相まみれていた。

特に、名画が出るたびに画評をするのだけれど、その絵の解説がとても
面白かった。
終盤、キム・ホンドとシン・ユンボクが師弟対決として画事対決をするのだが、
そのシーンがとても興味深かった。

1話でシン・ユンボクの描いた「待ち人」のモデルが大王妃とは知らず問題となり
その犯人を探すために一度は朝廷から追いやられたキム・ホンドが正租の命により
呼び戻され、問題となっているシン・ユンボクの絵を見た途端、その才能を見抜く
ところも興味深かった。

図画署に復帰し師匠となったキム・ホンドの「絵を描くとはなんだ」との問いに、
ユンボクは「恋しさではないでしょうか?」と答えます。
キム・ホンドが一気にユンボクに興味を増したシーンだった。

絵師試験に合格して6話で正租から二人の同題各書(同じ画題で描く絵)を観たいと言われ、
絵を描くために街を観察するのですが、互いのものの捉え方が正反対
なのだけど、その考えを互いに受け入れていくところも良かった。
師匠に対し物怖じせず自分の考えをはっきりと言うユンボクに対しただならぬ
才能を見出していくキム・ホンドはすごい!と思った。
師匠だからと言っておごり高ぶらず、柔軟に意見を受け入れていくのだ!

この画事対決の際の正租の画評も面白かった。

トンイ」の時にチョンス兄さん役だったペ・スビンさんが今回正租役なのだけど、
王様役も良かった。キム・ホンドを寵愛し、一番の味方だった。
武術シーンがカッコいい方なのでちょっともったいない気もしたけれど・・・。



二人で絵を描くために隠れ家に行くのだけれど、それがユンボクが育った家だった。
キム・ホンドは10年前に殺された親友の娘(ユンボク)を探していた。
その時に、ユンボクがキム・ホンドに「師匠にとってその方(娘)はどんな人でしたか?」
と聞くと「私が命にかえてでも最後まで守り抜くべき人だった。」と答えるのです。
その時にはユンボクはこの女人がまさか自分だとは知らないのです。

ユンボクは両親を殺されたショックで記憶を失っていて、キム・ホンドと王命を
実行するうちにだんだんと記憶を取り戻していくところも面白かった。

御真画師選考の過程も、御真画師に任命された後、正租の命を受けて思悼(サド)世
子の肖像画を探すように命じられなんとか肖像画を完成させるのですが、その過程も
面白かった。  

御真を破って処刑寸前のところで助かる過程やユンボクが去っていく前に
キム・ホンドがユンボクに落款を作ってあげて、号を「恵園(へ・ウォン)」と
付けてあげるシーンは良かったです。
恵園の意味が、「恵は恵草の恵で園は丘という意味だ。恵草は華やかではないが
香りは百里先まで届く。お前の香りで世を満たすような絵を描け」と言いました。
「これで終わりではない」とユンボクを励ます心の温かさにジンとしました。

それから、ユンボクの兄、シン・ヨンボクの想いには涙、涙だった。
心からユンボクを大切に想い、死んでしまうシーンなど悲しすぎた。


終盤で、二人で事件を追ううちに、キム・ホンドがユンボクのことを10年来探し
続けていた親友の娘だったことに気づき、抱き合うシーンには涙、涙でした。

シン・ユンボク役のムン・グニョンさんの目から落ちる大粒の涙はとても綺麗です。
すごい演技力だなと思いました。

このドラマで二人の名画をたくさん知ることができました。
申潤福(シン・ユンボク)の史実は闇の中ですが、金弘道(キム・ホンド)と同じ
時代を生きた絵師として、とても興味をそそられます。

良いドラマを観ることができて良かったです。


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