東芝が債務超過、やはり貯金は重要です。

　本日、東芝が２０１６年４月から、１２月末までの
決算の発表を１ヶ月延期し、監査承認前の業績を発表しました。
　それによると、原発などの不調が響いて４９９９億円の赤字、
どうやら、去年１２月末で負債が資産を上回る債務超過になったそうですね。
　いやあ、ついに東芝さんも買収されるか、吸収されるか、
だから、自己資本比率の高い企業じゃ無いと怖いんですよね。
　ですので、私がお勧めしている株の銘柄は、
ほとんど、自己資本比率が高い安定した銘柄にしているのですが。
　これを個人に当てはめると、本業の他に、いろいろ手を出して苦しくなる様な物。
　個人で言えば、住宅ローンと、車のローンと、
子供さんたちの学費を払いながら、借り入れをしてお店や会社を始める様な物。
さらに、クレジットカードも使って、余剰資金を投資したりして。
　よく、銀行員さんは、毎月の収入の２割は貯金できる人じゃ無いと、
信頼してくれないと聞きますが、日頃から確実に手堅くしていないと、
会社も、お店も、傾き始めるとものすごく早いんです。
　赤字を出している部門を切り捨てて、固定費を下げて、
少しずつでもいいので、貯金、自己資本比率を高めて行く。
　つねに、有る程度は、キャッシュを、ストックしておく方が良いと思います。
　よく私が株式で儲かった方に、
（設けた分は、貯金した方が良いですよ。
どうしても、また買いたくなった場合は、
売却した分の７割ぐらいまでの資金で買い、
下がったら、また買うための資金を手元に残す方が良いですよ。）と、
お話しするのは、この様な理由からなのです。
　昔、鍼とマッサージの仕事をしていた時、
都市銀行の融資係になっておられる方がお客様で来られていたのですが、
（私は定年までxxx銀行の神戸のxxxx店の融資係をしていたんですが、
結局途中経過は兎も角、最後に勝つ人は、真面目にこつこつやられていた方でした。
　（不動産転がしや、株式投資をするので、
お金を貸してくれ）と言われる方には、
（やめときなはれ）と言ったとのことです。
　ですので、やはり資産３分割法は、守るべきだと、
私は、思います。
　1/3は不動産、1/3は定額貯金などの安定した資産、
１／３は株式や海外を含む再建などなど。
　東芝の債務超過のニュースから、かなり話は飛躍しましたが、
こんな時代だからこそ、（人の振りみて我が振り直せ）で、
手堅い家計管理を、もう一度考え直す機会にされたらと、思います。