占い師横山順一ブログ。視覚障害者の占い師横山順一のブログです。昭和41年4月生まれ。

元道頓堀占い横町の占い師。
現在、神戸駅付近でうらうラコウベと言う占い点を経営。
数理学で有名な金澤葉香先生門下。

初めてお店、事務所などを出す時の注意点その3。

2019年11月03日 | 初めてお店、事務所を出す時の注意
 よく将来お店を持ちたいと話して来られる方の多くが、
いわゆるメインの通りと言うか、人通りの多い地域に、
お店を出そうと言って来られます。
 ですが、その様な人通りの多い場所は、補償金、礼金なども高いのですが、
毎月の家賃がものすごく高かったりします。
 まあ、有名なチェーン店さんなら、名前が知られていますし、
そのチェーン店のHPやブログで紹介もされますから、
オープン後比較的早くから集客が望めると思います。
 ですが、個人でお店を出す場合、その地域に、
そのお店が認知されるまでに時間がかかります。
 また、ネット上で様々なPRをしたとしても、
個人の力では、直ぐに集客に結びつく訳ではありません。
 また、オープンの数週間前から、チラシなどを路上で配布したとしても、
オープン後から、直ぐに黒字転換するのは、かなり難しいでしょう。
 よって、人通りの多い場所でお店を開いた場合、
オープン後から赤字の月が何ヶ月も続いてしまい、
手持ち資金が底を付いてしまう可能性が、かなり高くもなります。
 よって、個人が場所の良い、余りにも家賃が高い事業用物件を借りてしまうと、
黒字に転換するまでに閉店に追い込まれる可能性も高くなるのではと思います。
 ですので、メインの通りより、少し入った道の安い家賃の物件、
そこで、中、長期戦で徐々に軌道に乗せていく方が、
現実的な用に私は思います。
 ただ、中には例外もあって、今改装工事をしていて、
先行きまた、商店街になるのか解らないのですが、例えば、
元町高架下商店街の1番街、2番街ぐらいが、
これまでは家賃なども安くて、人通りもそれなりに多く魅力的でした。
 実は、私も2010年に、
元町高架下商店街の3番街に、
もう一軒お店を出そうとしたのですが、占い店が結構あったのと、
隣のお店がちょっとよろしく無い飲食店の様なお店だったので、
潜入調査した結果、借りるのを止めました。
 ですが、リホーム工事の後で、再び高架下商店街として貸し出されて、
家賃がそれほど高く無いなら、検討に値する物件の用に思います。
 その他の候補としては、三ノ宮の様な場所なら地下街も、
有力な場所かも知れません。
 水商売=水は上から下に流れるので、地下街も、
水商売のお店としては、有力な場所だと思います。
 後、魅力的では有る物の、1号店としてふさわしく無い場所としては、
百貨店の中のお店。
 だいたい、毎月の売り上げの中から、数十%マージンを取られる用ですが、
余りにも売り上げが少ないと、強制退去になってしまうそうです。
 また、百貨店の中で、時々講習会に参加しないと行けないとか、
いろいろと、決まりが有る用で、
1号店としては、お勧めしにくいです。
 後、お店を出すと言うと、店を実際に出すまでの費用ばかりを、
計算しがちになりますが、出した後のランニングコストも、
別に用意しておく必要があります。
 直後の赤字を補填する費用、宣伝広告費、
また、世の中の景気が急に悪くなった時の自己資金も必要です。
 最近で言うと、リーマンショックの翌年とか、消費税8%の後とか、
東日本大震災の年などがそれに当たります。
 そうですね、かなり小さいお店でランニングコストとして、100万円ぐらいは、
開業後に最低でも持っていた方が、良い用に思います。
 また、物を仕入れなければならない業種なら、それ以上必要かも知れません。
 それと、うまく行かなかった時の、現状回復費用何かも、
念のために別に用意しておいた方が、より安全だとも思います。
 兎に角、お店などを新規に出す場合は、初期投資を押さえつつ、
毎月の固定費をできるだけ少なくして、万が一の不景気にも対処できる用に、
十分な自己資本を用意しておくべきだと、私は思います。

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