また“ヤルヤル詐欺”か 舛添要一いつ離党するのか (ゲンダイネット)
与謝野元財務相の離党&新党結成で「結局、アンタはどうするの?」と冷ややかな目で見られている人物がいる。舛添要一前厚労相(61)だ。
これまで谷垣総裁や執行部批判を連発。「政策で一致できない時は党を割らないといけない」と離党もほのめかしていたくせに、動く気配は一向になし。「新党をつくるなら与謝野氏が先だ」と言ったと思えば、今度は「(離党するかは)与謝野新党の内容を聞いてからだ」と、もったいぶっている。そうこうしているうちに先を越された形だ。この男、本当に自民党を割って出る気なんてあるのか。政治評論家の有馬晴海氏が言う。
「舛添氏はもともと自民党を出るつもりはありません。狙いは、自民党総裁です。執行部をドンドン批判して谷垣降ろしを加速させ、自分は誰かに担いでもらって自民党を丸ごといただいた方が手っ取り早い。資金もないからなおさらです。何より、新党を結成しようにも、もはや手遅れ。鳩山邦夫氏や与謝野氏の後では、二番煎じ、三番煎じにもなりませんよ」
そもそも離党しても、人望のない舛添にはついてくる仲間がただのひとりもいないのが実態だという。
かといって、自民党に残ったところで“舛添総裁”の線があるかどうかも怪しい。
「自民党は安倍、福田、麻生と3代続けて民意を無視して総理・総裁を選んできた。谷垣総裁が参院選に負けた責任で辞任するならともかく、昨年、みんなで選んだばかりなのに、もう降ろすというのでは世論の批判は避けられません。谷垣氏本人も選挙前に辞めるつもりはないでしょう」(有馬晴海氏=前出)
舛添は厚労相時代にも“ヤルヤル詐欺大臣”なんて揶揄(やゆ)された。一度くらい言ったことを守って、ひとりで党から出て行ったらどうだ