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自由に五七五

季語を意識して画像を1枚載せて楽しんで行くつもりです。
川柳もどきになるのはスタートが万流だったから。

飼い猫の育て死ぬのも竹の秋

2019年05月03日 | 写真俳句




 娘の飼い猫が死んだ。

小雨の降る夕に親猫に見捨てられ道端に鳴いていた。

それを拾ってきたが明日には死ぬと思った。ところが娘は自分の部屋で密かに

ミルク飲ませたらしい。生き返って一週間後にはそれが

リビングに置いてかれ日中は私がミルクのませた。

そんなこともあったけれど三日前の夜はしきりに寝ている枕元にきて

一晩中泣く。布団に抱き込んでも飛び出す猫

あれはきっと死ぬ場所へ連れて行けとお別れの挨拶と思った。

勝手にそれは出来ない。以前の飼い猫の時娘は猫がいないと学校を

二日も休んだことがある。今回は真夜中娘に看取られ死んでいったようだ。

偶々のトイレの時悲しげにファーファーと割としっかり鳴いてくれたのが

最後の私への鳴き声だった。

リフォーム仕立ての壁やドアに思いでの傷を残して行ってしまった。
コメント (12)
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