山のぶなの実

山のともだち@ぶなの実の山日記

西大巓南西尾根_百貫清水

2023-03-27 20:05:43 | 山スキー(バックカントリースキー)
2021年01月31日(日)
裏磐梯小野川の源流域に「百貫清水」という湧水が有ります。真冬でも雪に埋まることなく、ぽっかりと水面をみせているという。今回は西大巓から南西尾根を滑走して百貫清水を目指した。シーズン7度目の西大巓にラッセル無く到達したがトップでラッセルして下さったスキーヤーは福島の山岳会メンバー。どうもありがとうございました。みなさんはこれから西吾妻山に向かうとのこと、私たちは南斜面から南西尾根に滑り込んだ。はじめはアオモリトドマツの原生林、しだいにブナの幅広尾根に変っていきます。新たな降雪を得た樹林の中を快走しました。清水に向かって針路を修正しつつ降っていくと、尾根末端から平坦な雪原に。そこに百貫清水はありました。帰路は約150m登り返して南西尾根を横断、不動沢を渡って、スキー場に戻りました。
*あづま BC Skiには経験者の同行、綿密な下調べ等が必要です。

南西尾根を百貫清水に走る。
湧き出る百貫清水



(2023年シーズン)
(2022年シーズン)


大戸沢岳_南会津の山スキー

2023-03-26 11:33:00 | 山スキー(バックカントリースキー)
2023年03月19日(日)
ようやく遠出しやすくなり、南会津の山に出かけることに。大戸沢岳を北東尾根から登り、滑走して往復する初めてのコースです。葭ヶ平スノーシェッド近くに駐車スペースを確保して、8:30に歩き出しました。自動車が既に何台も停まっていて、もう出遅れているようです。尾根の取付から急登です。やがて、しっかりした尾根上の登高となり、ブナやダケカンバの中を進みます。絶好の天気に恵まれ、右方には、三ッ岩岳が真っ白です。そして、正面には下大戸沢の源頭となる東面がダイナミックです。(見出し写真)懸命に登高すること4時間半、大戸沢岳の肩に到達しました。この先には大戸沢岳、左には燧ヶ岳がのぞいています。しばらく展望を楽しみました。帰りの滑走は、酷いモナカ雪に苦しみながらも、15:30、何とか国道に帰着しました。

(三ッ岩岳)

(登高)

(先に大戸沢岳、燧ヶ岳が見える)







東吾妻山西面_吾妻山の深部を見た。

2023-03-22 19:34:00 | 山スキー(バックカントリースキー)
2023年02月23日(木)
東吾妻山の滑走ルートは、南面を滑り蒲谷地集落の最奥に出るのが一般的と思ってきましたが 地図を眺めると、西に延びた尾根状の斜面は滑れば良いかもと。アプローチをあれこれ考え、古い登山道や残雪期の下見をしてきました。今日は、蒲谷地 井戸尻川の橋のたもとから8時に出発、小倉川林道欅沢支線を進みます。15分ほどで林道を離れ、井戸尻川右岸の尾根上に取り付き、概ね地図上の道記号に沿って進みます。大規模に整備された植林地の中を通ります。10時に再度林道にでると、駕籠山稲荷、谷地平に向かう登山道の入口付近が次の通過ポイントです。そのまま、ゆるゆると北進して、沢地形を越え、標高1350m付近で斜面に取り付きました。滑ればなかなか良さそうな斜面を登高して行きます。標高1700m付近から東吾妻山ののっぺりした山頂部が見えてきます。振り返れば中吾妻山(見出し写真)。さらに高度を上げると、中吾妻山の奥に山波が県境稜線まで続いているのが見えます。最奥の山は藤十郎でしようか。こんもりとした手前の盛り上がりは、きっと駕籠山稲荷です。標高1900m付近まで来ると、さすがに針葉樹が混んでうるさく、13時、今日の登高をここまでとしました。今日の重々の雪を何とかこなして往路を戻り、蒲谷地には、15時に着きました。

*あづま BC Skiには経験者の同行、綿密な下調べ等が必要です。

(林道型、登山道入口付近)


(登高 東吾妻山へ)

(展望 中吾妻山から県境稜線)

あづまBC_西大巓_早稲沢コース

2023-03-17 08:08:00 | 山スキー(バックカントリースキー)
2023年03月05日(日)
昨日に次いで、西大巓・西吾妻山エリアのロングコースを滑る2日めです。今日は、西大巓山頂から西斜面に滑り込み、檜原湖畔の早稲沢を目指す、標高差1000m、距離約5kmのコースです。早稲沢の西大巓登山口に続く車道の除雪終点に車1台を停め置き、グランデコスキー場に向います。前日同様、スキー場TOPから10時前に登高を開始。11時15分山頂着。稀に見る好天、山頂は登山者で大混雑です。よほど空気が澄んでいるのか、飯豊連峰(見出し写真)、朝日連峰はもとより、遠く月山、鳥海山までもがくっきりと見えて、山頂の皆さんは大喜びです。また、昨日は回避した東斜面滑走を楽しむことが出来ました。山頂に登り返して、今度は針路は西方、遠く檜原湖畔の早稲沢集落が見えて、あれが目的地です。12時15分スタート。斜面は、始めは少し急な固めのバーン、抑え目に慎重に下って行くと、徐々に傾斜が良く、雪質が良くなり、飛ばして行けるようになります。標高約1700mまでが最初のセクションです。すると、かん高いエンジン音、そして雪面に見つけた足跡をたどると、軽装の男性と出会いました。その先には大型のスノーモービルが止まっています。昨年の早稲沢コース滑走に次いで、再びスノーモービルに遭遇しました。今年は、二言三言、互いの無事を気遣う言葉を交わして、お別れしました。標高1700m付近からは、針路を南西方に転じ、1598m標高点を目安に第2セクションの滑走です。滑るに適度な傾斜の樹林間の滑走です。植生は、アオモリトドマツから、ダケカンバ、ブナへと移り変わり、ブナの巨木の雪原に出てひと休みです。1375m標高点に向かって階段で登り返します。左右に別れて伸びる尾根の左(南側)尾根を今回は下ります。急めの尾根で一気に高度を落していく最後のセクションです。途中、カラマツ植林地の狭い樹の間隔に注意しながら下ります。尾根の末端まで滑り、沢ぞいにトラバースして行くと14時、登山口駐車場に到着。さらに林道上を滑り、14時10分、徐雪終点に着いて終了しました。

*あづま BC Skiには経験者の同行、綿密な下調べ等が必要です。

(月山と鳥海山)

(檜原湖と早稲沢集落)

(振り返ると西大巓が輝く)


(雪に埋れた西大巓登山口)


(西大巓東面滑走)




西吾妻山_二十日平を滑走する。

2023-03-14 19:41:00 | 山スキー(バックカントリースキー)
2023年03月04日(土)
今週末は、両日、グランデコスキー場に通い、西大巓・西吾妻山エリアのロングコースを狙います。初日の今日は、二十日平コースに向かいました。混雑めのゴンドラを避けて、クワッドリフトを乗り継ぐと9時45分頃スキー場TOPに達し、10時前に出発出来ます。二十日平コースは、今日が初めてと勇んで登る山友がトップに立つと、1時間ほどで西大巓に到着。残念ながら山頂付近は、ホワイトアウトで視界無く、東斜面の滑走は持ち越しです。文字通り手探り状態で西吾妻小屋まで進み、軽く食事を摂って山頂に。スープの中を泳ぐように山頂付近に達すると、登山者の皆さんが記念撮影中です。 残念ながらスキーヤーは私達だけのようです。滑走ポイントに移動して、12時55分、慎重に滑り出しました。始めはクラストした雪原、樹林に入ると徐々に良くなり、視界は十分確保され、快適な滑りになります。このエリア屈指のクラシックルートと言うことができましょう。気がつけば、滑りに興じて写真を撮ることも忘れていました。写していたのは、ガスの切れ間に一瞬見えた西吾妻山(見出し写真)だけでした。私たちは、最後に中ノ沢を渡り、14時30分までにスキー場に戻りました。

*あづま BC Skiには経験者の同行、綿密な下調べ等が必要です。

(おっと姿見せる西吾妻)