山のぶなの実

山のともだち@ぶなの実の山日記

西大巓から桧原湖畔_早稲沢へ

2021-03-09 19:59:00 | 山スキー(バックカントリースキー)
2021年03月07日(日)
西大巓の西斜面をなるべく長く滑るにはどうしたらよいか、地図を眺めて目に入ったのは「早稲沢」。桧原湖畔に位置して、西大巓の登山口があるところです。しかし、それよりもワカサギ穴釣りの釣宿や温泉宿で知られた集落です。今日のツアーはグランデコスキー場トップを発して、西大巓に登頂、標高差1000mを滑走する計画です。標高1982m山頂から標高1700m付近まで西進し、南西に進路を転じる。頃合いの良い斜度とアオモリトドマツの樹林の斜面、今日はハードバーンです。一旦傾斜が緩むところが標高1598m地点。再び傾斜が増して、ダケカンバ、いつしかブナの森を滑っていました。こんなところを滑るのは私達くらいかと思っていたのが、とんだ思い違いでした。昨日のものらしいスキー跡が行く手に延びている。悔しいような嬉しいような、スキー跡と一緒に早稲沢を目指します。やがてゆるゆるとブナの巨木の森に。目の前には1375mピーク。今日は右巻きでトラバースする。トラバースし終えると登山口に向かって延びる尾根が目の前です。ブナ、雑木の細尾根を横滑りを混じえて安全運転で降りていき、尾根末端の急斜面100mを一気に滑り降りると、早稲沢登山口でした。案内板や公衆トイレ建屋が雪に埋れていました。ここからは滑るに十分な斜度の林道を進み、程なく除雪終点に到着して、ツアーを終えたのでした。
*あづま BC Skiには経験者の同行、綿密な下調べ等が必要です。

ルート後半の斜面


木立の間から望む桧原湖






二十日平ルート_西吾妻山

2021-03-06 11:39:00 | 山スキー(バックカントリースキー)
2021年02月28日(日)
グランデコスキーリゾートからアプローチする西大巓、西吾妻山エリアの定番ルートが「二十日平ルート」。西大巓、西吾妻山頂からの素晴らしい展望、樹氷群に包まれた稜線のラッセル、そして広大な原生林のスキー滑走。魅力が詰まった二十日平ルートに、今日訪れた。好天の山上では、飯豊連峰、朝日連峰、月山、鳥海山と名の知れた山々が一望のもとに。西大巓、西吾妻山とも登山者、スキーヤー、ボーダーが列をなして登っていました。磐梯山と猪苗代湖が一望される西吾妻山頂の人集りを離れて、二十日平ルートのドロップイン地点に向かうと、私達の他には二人のテレマーカーのみ。前回、2019年1月以来の二十日平ルートでしたが、スキー滑走にとって、打つ手つけのスロープです。あらためて実感。標高差1000mの滑走の後、雪を被った中ノ沢を渡りゲレンデに戻りました。
*あづま BC Skiには経験者の同行、綿密な下調べ等が必要です。

西吾妻山モンスター群











北塩原村早稲沢へ_大早稲沢山を越えて

2021-03-02 17:21:00 | 山スキー(バックカントリースキー)
2021年02月27日(土)
裏磐梯桧原湖岸に早稲沢があります。西大巓の登山口があるのですが、それより冬場ワカサギの穴釣りの本場として知られています。今回はグランデコスキー場を発し、百貫清水経由、大早稲沢山を越え、早稲沢へのスキー縦走です。第3クワッドを降り、不動沢の源頭を横切って南西尾根へ。南西尾根はクラストした雪面に新雪が載って、軽やかにターンが決まります。百貫清水の湧水は水底の砂を静かに踊らせていました。次いで、シール登高すること約30分、シーズン2度めの大早稲沢山です。稜線上は風が強く、西大巓も山頂部はガスに包まれていました。さあ滑走です。ここから早稲沢への滑走ルートはアップダウンのある尾根、左右に斜面を巻き込み、高低差を見定めながら滑って行きます。また、尾根の枝分かれでは現在地点を何度も確認しました。やがて尾根も細く末端に、積雪も乏しくなったころ、雑木林の間に集落の家並みが現われたのです。早稲沢到着です。スキーを担いで通りを歩く自分の姿はきっと場違いなのだろうと思うと楽しい気持ちになっていました。帰りに乗るコミュニティバスまで、ちょっと時間があったので、民宿の温泉に入れて頂き、疲れを癒すことができたのでした。
*あづま BC Skiには経験者の同行、綿密な下調べ等が必要です。
*早稲沢への滑走ルートは、前もって麓から往復して調べました。

雲に包まれる西大巓


大早稲沢山ブナの稜線