散歩の途中、またしても小さなボールをみつけてしまいました。
前回の顛末は、こちら。
「これは持って帰りますからね」
と、前回同様力強く宣言。
「どうぞ、ご自由に」
そう言っているのに
「うまいことを言って、油断した隙に横取りするつもりでしょう」
と、疑いのまなざし。
「なにを言うのです!
今までに一度だって、私がそんなことをしたことがありますか」
本当は何度もありますが、
強い口調でそう言われてしまうと、
誰しもなかなか「あった」とは言えないもの。
その心理につけこんだ作戦です。
ニンゲンの大人はずるいのです。
「なかったっけかな。えーと・・・」
しかし、こちらの思惑通りにはいかず
考え始めるCocoさん。
「えっ。あったっていうの。
何年何月何日何時何分何秒に?」
と、今度は子供と同じ戦略で、なんとか話をごまかします。
なにはさておき
そのボールは拾ってもいいから
そろそろ家に帰りましょう。
「あっ。ちょっと待って待って」
あわてて咥えます。
そして苦労しながら、
ようやく帰宅。
だけどね。それと似たようなボールなら
家にもあるのよ。
しかも家にあるものの方が、ずっときれい。ほら。
しかしCocoさんは見向きもしません。
与えられたものよりも、自分で見つけて
拾ってきたものの方が
ずっと価値が高いようです。
普段遊んでいるおもちゃでも
「これで遊べば」
と差し出されたときは気乗りがしないけれど
家族が片付けたつもりでいるものを
こっそりかすめとってきたときのほうが
断然楽しく遊べます。
その気持ちは少しわかります。
われわれニンゲンも、似たような気持ちになるときはありますよ。
例えば「つまみぐい」がとてもおいしく感じられるのは
きっとその心理と同じでしょう。
というわけで、持ち帰ったボールと
にっこり笑って記念撮影。
よかったね。ではゆっくり遊んでくださいね。
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