Cocoさんの家には「こびとのくつや」がいるようです。
「グリム童話」にあるお話で
まずしい靴屋さんが眠っている間に
靴を作っていってくれる、こびとです。
なぜならCocoさんが壊してしまったおもちゃは
寝ている間に
ちゃんと元の姿に戻っていますし
Cocoさんが散々散らかした廊下も
ちょっとうとうとしている間に
すっかりきれいに
片付いているからです。
壊しても汚しても
寝てしまえばいいんだね、と
Cocoさんは考えます。
寝ている間にすっきりきれいになっているのだから
こんなに便利なことはありません。
さてさて。
今日はなにが、きれいになっていることやら。
と、Cocoさんは楽しみにしながら、
お昼寝を始めました。
そこへ、いつものように、
小人の靴屋さんがやってきました。
そしてすぐに気づいたのです。
おや!
こんなところに、
汚いものが、落ちていますよ。
ほらほら。この歯。
たまには磨いたほうが、いいんじゃないですか。
それからこの被毛。
よく梳かしておかないと
すぐに毛玉ができますよ。
わちゃわちゃもしゃもしゃの全身には
ドライヤーをかけてあげましょうかね。
ほーら。ほうら。
こびとのくつやさんは、どんどん迫ってきます。
ひえええーっ。
Cocoさんは、うなされて、飛び起きました。
寝ている間に、汚いものがきれいになるだなんて
そんなうまい話には、
ぜったいにおとしあながある、という
教訓でした♪
おしまい。
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