Cocoさんの好きな遊びのひとつに
「おもちゃを背中の下に敷いて
その上に仰向けになり、
両足と頭を大きく動かして、くねる」
というものがあります。
しかし、激しくくねっているうちに
背中の下にあったはずのおもちゃは
すぐに、ずれて行ってしまいます。
それに気づくとCocoさんは
くねくねしながらおもちゃの方へと
にじり寄っていき
再びおもちゃを背中の下へと入れますが
くねり続けるうちに
やはりおもちゃは背中の下からずれて
少しずつ外に出てきてしまうのでした。
口を使って
背中の下に入れることに成功・・・
と思ったのもつかの間
次のくねりのはずみで
逆におもちゃを遠くに押しやってしまいました。
遊び始めた当初に比べて、
おもちゃとCocoさんの場所は
だいぶずれてきましたね。
おもちゃをうまく背中の下に入れるのは
なかなか難しいことのようです。
再び口で…と思ったら
おっと、届かない！
しかし弾みがついたCocoさんの体は
そのままくねくね運動を続けてしまいます。
「お手伝いしましょう」と手を出したら
戻ってきたCocoさんの口に
私の手がぱくり。
しかしそんな細かいことは
ちっとも気にしないCocoさんです。
さあ、おもちゃを取ってあげましたよ。
好きなように、自分の体の下に敷いてください。
そう言って渡すと
しっかり両手でおもちゃをつかんだCocoさん
何を思ったか、「てやぁっ」と頭の後ろに
おもちゃを放り投げてしまいました。
どうしましょう。
今までで一番遠いですね。
体をどんどんずらして、近づいていきますか。
背中の下にどうしても、このおもちゃを置きたいのでしょう？
しかし、Cocoさん、
おもちゃを離れた場所に置いたまま、
その場で一人、ふたたびくねくね運動を再開したのでした。
おもちゃをふみつぶして遊びたいのだとばかり思っていたのに
なのにずれていってしまうおもちゃに
困っているのだとばかり思っていたのに
おもちゃの場所にかかわらず
ただ、くねくねしたいだけだったらしいCocoさん。
はじめから、
あなたと私の認識は
ちょっと、ずれていたみたいですね。
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