おもちゃは食べ物型か動物型が多い

わんこのおもちゃでボールの次に多いのは
食べ物をかたどったもの。

ハンバーガーにたいやき。

それから果物。

洋梨。

いちご。

りんご。

バナナ。

実の部分を手で押さえて、
バナナの皮をかじるCocoさん。
それは、逆ですよ。

・・・どうしても、皮の部分をかじりたいんだね。

考えてみればバナナの形をしているかどうかなどは、
わんこにとってはどうでもいいこと。
ただ手ごろな大きさで、持ち運びやすければ
なんの形をしていてもかまわないのでしょう。

ならば、別に食べ物型でなくても、
たとえばウニやイソギンチャクの形の
おもちゃがあってもよさそうなものですが
案外見かけません。
細かい突起を持つ形が
わんこのおもちゃに向かないのかもしれませんが
サザエやカキといった貝の形のものも
見かけないところをみると、
姿かたちや色が地味なところが原因かもしれません。

可愛くデフォルメされた動物シリーズのほうが、
人気が高いようです。

ウサギにダックス。

パンダ。トラ。犬。

わんこのおもちゃとはいえ
選ぶのは人間ですから
やはり人間の好みに合うものがいいのでしょう。

ならば人間の気持ちを汲んで、
「わんこが退治してくれたら助かるなぁ」というものを
わんこのおもちゃとして与えてみてはどうでしょう。

たとえば、私が苦手なのは
「虫」という言葉でひとくくりにされる、あの生き物たち。

六本とか八本とか足があって、
うっかりそのお腹なんかを見てしまった日にゃ・・・う～ぶるぶる。

あれたちを、鋭い牙でやっつけてくれたら
どんなにせいせいすることでしょう！

・・・・・・

いや、Cocoさんの口からその一部分がはみ出している様を
今、想像してしまった・・・・・・気持ち悪っ。

これは、とても耐えられそうにありません。
今のアイデアはすべて却下!!

やっぱりおもちゃは
可愛らしい形のものがいいね。

 

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まなざしよ、熱く君を語れ

「目は口ほどにものを言う」といいますが
わんこの場合にも、それは当てはまるようです。

いろいろな場面で撮りためた写真を並べてみると
Cocoさんの目つきは、その時々の思いを
結構雄弁に物語っていることがわかります。

「このおもちゃ。横取りする気でしょ」
と、疑いのまなざし。

外をパトカーが、サイレンを鳴らしながら走ると
不安になります。
「逃げる？どうする？」


なぜ逃げる？
なにかやましいのでしょうか。

家族のひざの上。
「誰がなんと言ったって、この場所は動かないからね」


おもむろに、お腹を出して
「なでたいんだったら、なでさせてあげてもいいよ」
と、なぜか態度がでかい。

「なでさせてあげています。ボランティアですよ」
引き続き、態度がでかい・・・。

「すべりだいで遊べって？
そういう子供っぽいことはしないのよ」

おもちゃを捕獲して、カメラ目線。
「写真、ちゃんと撮れた？」

「口の周りに、さっき食べたものの味が少し残ってたー」
思いがけない幸運に感謝。

「また馬鹿なこと、言ってるねぇ」
と、愚かな家族に呆れ顔。

「遊ぶ？だったら起きるよ」

「退屈なんだったら、遊んであげようか？」

「じろじろ見ないでよ。トイレを枕にしてたって、
別にいいじゃないのよ」



「なんか文句ある？」

いえ、ありません。

 

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恐怖の「からす天狗イチゴちゃん」

小さくて可愛いいちごちゃんは、
Cocoさんのお気に入りのおもちゃの一つです。

しかし、我が家には実はもう一つ、
苺の形をしたおもちゃがあるのです。

これは、わんこ用のおもちゃではなく、
どこかのお店の記念品として貰ったもの。


Cocoさんにあげようとしたのですが
当初は真ん中に、お店のマークのついたプレートが
しっかり付けられていました。

もしもCocoさんがそのプレートをちぎりとってしまうと
うっかり飲み込んでしまいそうなサイズ。
それが心配で、無理やりはがしたところ、
イチゴには大きな穴が開いてしまいました。

中には綿が見えています。
穴をふさがないといけません。
その前に、ついでだから可愛い目もつけてあげましょう。

そうだ！ただ穴をふさいでしまうだけでは
面白くありません。
その穴を入り口にした袋を
イチゴの内部につけてみてはどうでしょう。
その袋の中におやつを隠したりすれば、
知育おもちゃとしても、使えるではありませんか!!

というわけで、フリースの余り布で袋を作り、
イチゴの口にとりつけました。

つけた袋を口の中に押しこめた状態がこれ。

袋を取り出した姿が、これ。


ほとんどからす天狗のようになったイチゴちゃん。
この笑顔で、「浦島太郎の真実」では、
「いちご乙姫様」として、活躍もしました。

 どっちの苺だか、わかりますか。

からす天狗イチゴちゃんのほうでしたね。

二つの苺を狙うCocoさん。

どっちが可愛いいちごちゃんで、
どっちがからす天狗イチゴちゃんなのでしょう。

みつめるうちにじわじわと正体を現す、からす天狗イチゴちゃん。
思わず、舌が出てしまうCocoさん。

やがて口から、わけのわからない袋を
噴き出したからす天狗イチゴちゃん・・・
けーけけけ・・・。

 しかし、驚いたのは最初だけ。
今のCocoさんは、どちらの苺とも、


わけへだてなく、遊びます。

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そういうものに、わんこはなりたい

雨ニモマケズ

風ニモマケズ

雪ニモ

夏ノアツサニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ

・・・イツモシズカニワラッテヰル

東ニ疲レタ家族ガイレバ
行ッテ膝ニノッテソノ心ヲイヤシ

西ニホドヨイ木ノ枝ガアレバ
行ッテマンベンナク歯型ヲツケ

ミンナニ「けもじゃ」トヨバレ

邪魔ニモサレズ

無視モサレズ

サウイフモノニ


ワタシハナリタイ

・・・・・・いや、もう十分、なってますけど。

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わんこの体がかゆいとき

体のどこかがかゆいとき、
基本は後脚を使うのが、わんこ。

左の耳がかゆいときは、こう。

右の耳がかゆければ、こんな感じ。

掻いたあとの、脚の匂いを嗅ぐのはやめてください。

そんなにかゆいなら、手伝ってあげましょう。
この辺りですか？

それとも、ここ？

「いや、もうけっこうです」と、きっぱり拒絶するCocoさん。

時にはこんな風に前脚をつかって顔を掻くこともあります。

前後どちらの脚も届かない部分がかゆいときは・・・

口を使います！


なんて器用なのでしょう。人間には到底真似ができません。

しかしそれでも届かない場所は

よしよし。私が掻いてあげましょう。
このあたりはさすがに、自分で掻くのは無理だよね。

どうです。気持ちがいいでしょう・・・そうでもなさそうだね・・・。

なになに。お返しに家族の体を掻いてくれるって？
お気持ちは嬉しいですが、べつにかゆくありませんよ。


「お返し」じゃなくて「仕返し」ですか
・・・なら仕方ありませんね・・・

散歩の途中で、何をしているのでしょう。

「この溝が、かゆそうだから
手伝って掻いてあげています」

・・・嘘をついてはいけません。

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