南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

24.2.8 北斗三星IGSO座の黄緯南限反象限抜けたか?3/7頃のQZIGクロス太陽合(北上QZS-4単独X南下北四IG座)イベントを待つ

2024年02月08日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
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24.2.8 北斗三星IGSO座の黄緯南限で反象限へ抜けたようです.この南限あたりはβ角データの変化が小さいですが,1週間後には反転を捉えるのが楽になるでしょう.この象限を抜ける現象は数学的には理解していても,現象をリアルタイムに追っているところは見たことがないので,泥臭いところですが,中国勢がもっとキレイな個人営業ではないプロの実時間追跡の英語サイトを国際公開すべきでしょう.この時期はIGSO月面測位応用で一番大事なIGSOの見せ場なんですよ.中国勢がに代わって当方が漢字での北斗熟語はイロイロ当方が作ってしまっていますが.やはり昨年に比べて数日の前倒しがおきているようです.



次の3月7日生起予定のQZIGクロス太陽合(北上QZS-4単独X南下北四IG座)を地道に追って行きましょう.
ゆったりと北上中の日本QZS-4と,急ピッチで南下する中国北四IG座がクロスするような太陽合が到達目標です.3月上旬ですが,QZとIGのどちらが速く到達するかは,まだ微妙です.

下記のβ角プロットから分かることは,符号反転でしていますが,半年前の9月中旬に,(南下QZS-4単独X北上北四IG座)というクロス太陽合が生起しました.
さらに長期のβ角プロットでは,2023年3月12日前後にもQZIGクロス太陽合(北上QZS-4単独X南下北四IG座)の生起が確認できます.

当方の見通しでは,2024年3月7日前後に,1年ぶりのQZIGクロス太陽合(北上QZS-4単独X南下北四IG座)が生起するでしょう.5日くらいのクロスQZIG現象の生起日程の前倒しについては,見込んでいます.

「太陽と日本QZS座と中国北四IG座」という三者が,東アジア上空で引き起こす衛星天文学的に象徴的な会合エベントとなります.更には月面嫦娥計画つまり月・太陽天体を含めて,東アジアが宇宙・天文分野全般の注目すべき天文・測位ニーズが生起するでしょう.

北三・四IG両座の直線的南下傾向は2月までは平行して進行し,春分頃には北三座は北上象限切替します.北四座の北上への反転は夏至頃となるでしょう.つまり両座は3ヶ月のずれをもって反転をしてゆきます.インクリが大きいことと太陽赤緯が上昇しますので,β角プロットの振幅は大きいという特徴をもちます.

最新β角プロット図で,QZSS三衛星の安定かつ雄大なβ角プロットや,北三・四座の直線的な南下,北五座のパラパラとした黄道縦断や部分同期合など特徴点を,じっくり観察してゆきましょう.北斗IG各座の狙いは未公表の分が多く,その解明には緻密な観察が大事であると考えます.

以下のURLのN2YOサービスの画面コピーを利用したIGSO/QZS衛星軌道群の,地表への射影の16時間分と6時間分弱の,2種のIGSO/QZS群衛星軌道アニメGIFを記録します.必要最小限のNORAD番号リストの見直し結果は以下のとおりです:
https://www.n2yo.com/?s=46112|36828|37256|37384|37763|37948|41434|42738|37158|42965|40547|41241|43539|44204|40938|40549|44709|44337|49336

アンカー衛星としてはBSAT-4B(NORAD ID 46112)に変更しています.北斗衛星群の軌道バランスを良くしてトラブルを軽減するするためです.

上記URLによりN2YOサーバによる衛星軌道の表示がWEB上に現れましたら、各衛星マークをマウスオーバーすると衛星名が表示されます.

(1) IGSO/QZSS射影軌道の16時間分の10分毎のアニメGIF


(2) IGSO/QZSS射影軌道の昼間6時間分の2分毎のアニメGIF


日中印のQZS/IGSO軌道衛星群のようなIGSO衛星系は,グローバルに見ても東アジア上空にしかありません.他にない応用ポテンシャルを持つアジア特有のQZS/IGSO衛星群の利用技術を磨き上げることが重要でしょう.現状の日中印のQZS/IGSO衛星系の連携は改善すべきでしょう.

わが国のQZSSやインドや中国のIGSO衛星群にご関心の方は、是非ともご自身でWEB上の個別衛星をマウスオーバーされて、衛星名をご確認ください.ブラックボックスな数値計算だよりになりがちな分野ですので,自分の目で・自分のスマホで軌道運動を視覚的に・幾何学的に確認しながらの活用・分析に切り替えてみることも大切といえるでしょう.
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