南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

Xaomi社はBroadcom BCM47755 chip搭載2周波GNSS測位機能のスマホXiaomi Mi8の出荷

2018年06月13日 | QZSS Raw data技術byスマホ
以下のGPS World WEB誌の最新号URLによりますと、
http://gpsworld.com/dual-frequency-gnss-smartphone-hits-the-market/

Xaomi社はBroadcom BCM47755 chipを載せた2周波GNSS測位機能のスマホXiaomi Mi8の出荷をAliexpressなどで始めたようです。受信周波数はE1/L1 + E5/L5 GNSS chipでありデシメータの測位精度を可能としているようです。日本円で4万円台からのようです。

本ブログでも注視してきた巨大なインド市場でインドのIRNSS(Navic)測位衛星群を直接受信できるスマホがありませんでしたので、まずはインド市場向けの高級機として打ち出しているようですが、Rawdataもしっかり出せるとのことで、グローバルにはAliexpressでの出荷を開始し始めたようです。事前販売の意味がよく判りませんが。

GPSWorld Web誌のトップ画面の一部をお借りします。


以前の記事では来年2019年にはインド市場向けNavic対応スマホがでるという非公式情報を書きましたが、本年4月のNavic-IGSO-1Iの打上げ成功と受信性能を確認して、国際市場に出してきたといえるでしょう。

当方も食指が動きますが、事前販売と書かれており、技適の問題もあり、さらには当方は現状でのブログ発行で目一杯でもあり、意欲的な国内外の方々の挑戦を見守りたいと思います。

英文では既にかなりの数の検索が掛かりますので、今後の他社の動向やQZSS対応を見守りたいと思います。

予想されたこととはいえ、スマホでE1/L1 + E5/L5の2周波対応測位可能機が中国機として登場したことと、巨大なインド市場を狙っているということが現実になったことには驚きます。

当ブログのNavic IGSOを含んだ軌道アニメGIFへのインドからのアクセスは今後一層増大してゆくことが予想されます。

(そもそも太陽合の2連並列同期の面白さに早期に気づかせてくれたのはインドNavicでした。)
この記事についてブログを書く
« 2018/06/12-06/13:カナリアシ... | トップ | 2018 06/13太陽合移行中の軌... »

QZSS Raw data技術byスマホ」カテゴリの最新記事