来年のNHK大河は『おんな城主 直虎』。
最初に訊いた時「岩村城主?」と思った。
ツーリングで通る度“女城主”の看板を見てたから。
いつか訪れたいと思っていてようやく実現しました。
R153で稲武、R257で恵那市に向かいます。
しばらくすると“岩村城跡”の看板があった。
こちらからだと山道を登らず城の本丸へ行ける?
でも見えてる道は狭そう。
それに、資料館も行くなら下ってまた登る羽目に。
子供や年配の方などこちらから行くと便利かな。
案内板を頼りに「岩村歴史資料館」に到着。
“岩村山荘”を目指して来ると、分かり易いかも。
セリカを駐車場に置いて登城することにします。
マンホールも“女城主の里”とアピールしています。
登城口から、緩やかに続く坂道。
すぐに石垣が現れ、気分が盛り上がって来ます。
程なく、舗装から美しい石畳に変わります。
本丸までたった800m程度と舐めてたらキツかった。
木陰の快適な山道なのに大粒の汗がダラダラ・・
本丸まであと300m。
疲れたのでこの土岐門で休憩することに。
振り返ると休憩所があったけど気付かなかったw
畳橋に到着。
動線を曲げて敵の勢いを削ぐ工夫が見られます。
現代的なセメントブロックで補強された箇所も。
岩村城の正門であり最大の門、大手門。
両サイドに、美しくそびえる石垣に圧倒されます。
左に八幡神社を臨む通路。
地形そのまま、菱形に造営された“菱櫓”の石垣。
見えてキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ひな壇状に築かれた、見事な六段壁が登場!
こんな石垣見たことないし!
まるでマヤのピラミッドじゃん!
元々は最上部だけの高石垣だったらしい。
崩落を防ぐため何度も補強を繰り返したから。
本丸に上がる前に、ぐるっと周りを見て行くことに。
出丸駐車場って最初に見た道のゴールね?
南曲輪址を経て出丸に到着。
ここからは城下の町並みが良く見えます。
氷餅蔵が再建されています。
中は休憩所として整備されています。
飲み物の自販機あれば、すごく有り難いんだけどな。
更に城の周囲を歩いて行きます。
石垣が美しいので見とれてしまいます。
埋門。
ここから入城することにします。
本丸への通路は狭く作られている。
本丸に入ると、広々とした空間が。
岩村城の別名“霧ケ城”の史蹟案内装置(!)
¥100入れる?ランプ消えてたのでやめました。
海抜717mに位置する“日本三大山城”の一つ。
約800年前に築城。
以後、明治の廃城令まで続いた長い歴史を持つ。
お城の価値に比べて余りに知名度が低いなー。
“織田信長宿泊地”の表示が。
奇しくも“本能寺の変の八十日前”とある。
女城主と呼ばれた“おつやの方”の怨念を暗示?
一気に下山して“岩村歴史資料館”を拝見しました。
“女城主”に関する伝承が殆ど見られずちょっと残念。
移動して“岩村振興事務所”の駐車場へ。
城下町を巡って見ることにします。
防火性に優れた“なまこ壁”を見ることが出来ます。
もっともここだけなのでちょっと寂しいかも。
古い町並みのメインストリート。
こんな町並みが用意されてたとは!
もっと評価されて観光客で賑わってていいのに。
飲食店や甘味処など、数は多くないけど在りました。
気になったのがカステラ屋さん、名物?
こちらの「松浦軒本舗」さんでお土産に購入。
「この通り沿いに3軒あるので食べ比べもいいですよ」
そう声を掛けて貰ったので実践することにしますw
続いてこちら、“かめや”さんで購入。
最近ご近所から移転して新店舗になったらしい。
センス良くまとまった店内にはカフェスペースも。
R363を渡って岩村城方面へ。
こちらの薬局、良い感じの外観で素敵です。
薬局の並びにある“女城主”蔵元さんの店舗。
古い店構えに備えられたEV充電器、ナイス!
3軒目はこちらの“松浦軒本店”さん。
「あちらの松浦軒はのれん分けしたんです」とな。
3本並べてみた。
本場ポルトガルやスペインでも失われた原型の姿。
つまり、世界的にも珍しいカステラってことです!
1本1本を型で焼き、固めの食感で甘みが強め。
九州の“丸ボーロ”を思い出させる風味でした。
「おんな城主 直虎」は岩村城にとってもチャンス?
これを機にここがもっと評価されたら嬉しいなー。
(女城主は他にも立花誾千代さん、居ますよw)