セリカ魂

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映画「シン・ゴジラ」は傑作でした!

2016年07月31日 10時25分00秒 | つぶやき

​レイトショーで庵野監督の「シン・ゴジラ」を観て来ました。

入場前にパンフを買い“ネタバレ注意”を守って読みませんw
劇場内はほぼ満員の大盛況で、幸先の良いスタートみたい。
“DAICONⅣ”で世に知られ、アニメ監督で結果を出して来た。
その一方で、“素顔のウルトラマン”など実写による怪作も。
実写監督として「ラブ&ポップ」「流星課長」などを撮って来た。
アニメのEDを実写映像にするなど、実写への意欲も発信。
それにしても東宝さん、実績が殆ど無い庵野氏によく撮らせたな・・
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上映が始まり、政府の対策会議から緊迫したシーンが続く。
「官僚は早口だから」という理由で、敢えて全員が早口です。
それらも含めて全編、“リアルさ”にこだわった画作りを感じる。
ゴジラの洗礼を受け、特撮を見続けて育った世代による特撮映画。
だから、“オレだったらこう撮る”と、従来作の欠点を改善している。
庵野&樋口コンビなので、CGを嫌いジオラマ特撮で来る?
そう危惧していたら、ゴジラを含めCGを主体にして来た。
特撮の良さも悪さも知るからこそ、破綻しがちな部分ではCGを選択。
それでいて、ミニチュアの良さを活かしたシーンも多々ある。
一本調子じゃないその手法に、彼らの成長を実感しました。

エヴァや巨神兵を連想させるシーン、頑張る自衛隊、原爆の記憶・・
色々な裏テーマを含みつつ、ヤシマ作戦の如き“日本国総力戦”が。
世界各国の思惑と外交の妙を絡めたのは秀逸でした。
それらがリアルっぽく描かれ、最初から最後まで中だるみ無し!

更に、BGMも特撮ファンにお馴染みの“伊福部サウンド”が続々!
しかも、“いいトコ取り”って感じにベストな選曲なのですよ!
音楽担当が鷺巣さんってことで、まさかのエヴァ曲も!
これは「掟破り」と言えなくもない、象徴的な事柄だと思う。
庵野監督の全てを注ぎ込んだ“総力戦”であることを物語っている。
とまれエヴァ曲、人が対ゴジラで頑張る場面にマッチしていました。

劇場内の全員が終始、滅多にない程、スクリーンに集中していた。
いやぁ、面白かった!ヽ(´▽`;ノ

結末のラストシーン、謎めいた1コマは色んな解釈が出来る。
あと、最初に出て来た時のゴジラが“吾妻ひでお”っぽい顔w
とまれ、今回の「シン・ゴジラ」成功のMVPは誰?と問えば・・
庵野監督に撮らせた東宝さんだなw



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